女優の波瑠が17日、東京・中央区で実施された主演ドラマ『恋に落ちたおひとりさま~スタンダールの恋愛論~』(Amazon Prime Video、3月18日配信)の配信開始記念イベントに出席。役作りや現場でのやり取りなどを語り、イベントを盛り上げた。

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同作は、シリーズ累計部数450万部を記録する『夢をかなえるゾウ』の水野敬也氏による著書『運命の恋をかなえるスタンダール』(文響社)が原作。恋に臆病な図書館員の岡部聡子(波瑠)が、フランス文学「恋愛論」の作者“スタンダール”だと名乗る男(小日向文世)に恋愛の手ほどきを受け、成長する様を描く。

波瑠は、自身が演じた主人公、恋に臆病な図書館員・岡部聡子について「誰にでもコンプレックスとか苦手意識とか感じる場面はある。私も、私のコンプレックスと向き合わないと聡子の気持ちにはたどり着けないと思った。自分の嫌な部分や自信がない部分を掘り起こして聡子を作っていた。シュンとしながら役作りをしていました」と明かした。

作中では、瀬戸康史演じる優しく紳士的な男性・鈴木涼介、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)演じる後輩の図書館員・村石琢磨と三角関係になる。イケメン2人に挟まれる設定に関して「村石くんが、聡子を『いいな』と思ってくれたことに、人間だからちょっと甘えてしまうんですよ。話を聞いてくれるから。なんか……その……女ってズルいですよね」と言い、登壇者らを笑わせた。次いで「でもどっちも本当に魅力的。ミステリアスな涼介さんと、癒やされる村石くんで、すごくバランスのとれたイケメン」とほほ笑んだ。

撮影合間の過ごし方について、佐藤が「プライベートなことを話していた。あと波瑠さんが回してくれていたんですよ」と明かすと、波瑠は「やめてよ、恥ずかしいから!」と照れ笑い。それでも佐藤がとまらず「すごいおしとやかなイメージがあったんですけど、皆を盛り上げてくれた」と言えば、瀬戸が「MCみたいなことしてた」とニヤリ。

波瑠は「(現場が)けっこう大変だったんですよ。図書館員の女の子たちには負担をかけている撮影所だったということもあって、できるだけ待ち時間は楽しくおしゃべりしてほしい気持ちもあって。あとは純粋に楽しくて。いっぱい喋りかけちゃいました」と弁明しつつ、佐藤と瀬戸を見て「やめてよ」と釘をさしていた。

また、片思いに悩むおひとりさま女子への恋愛アドバイスを求められると「その恋愛をしている自分を大好きだと思える恋愛をしてほしい。この人といるときの自分が好きだとか、自信がなくなるような、不安になるような恋ではなく、自分が幸せというか、自信を持てる恋愛してほしい。それができないなら、幸せなお一人様でもいいのでは」と持論を語った。

イベントには小日向文世、原作者の水野敬也氏も出席した。