松井証券は3月16日、全国の25歳(以下、Z世代)、35歳(以下、ミレニアル世代)、55歳(以下、バブル世代)を対象とした、世代別「お金事情」に関する実態調査の結果を発表した。調査時期は2022年2月、有効回答は600人(各世代200人)。

世代ごとに違う、お金の不安

  • お金の不安と感じ始めた年齢は? 松井証券株式会社調べ

月に自由に使えた・使える金額(25歳の時)は、Z世代「5.1万円」、ミレニアル世代「5.4万円」、バブル世代「6.1万円」。月の貯蓄額平均(25歳の時)は、Z世代「5.9万円」、ミレニアル世代「5.0万円」、バブル世代「4.1万円」と、世代が若いほど貯蓄額は増加した。また、バブル世代の33.0%が「貯蓄ゼロ」だったのに対し、Z世代の87.0%が毎月貯蓄していると回答した。

同世代と比較した自身の今の環境を聞くと、Z世代は「平均」が最も多かった一方(42.5%)、ミレニアル世代とバブル世代では「悪い」が最多に(ミレニアル世代37.5%、バブル世代40.0%)。「悪い」と感じる理由については、「お金関係に不安があるから」(86.5%)が圧倒的に多かった。

お金の不安を感じ始める年齢をみると、Z世代「22.7歳」、ミレニアル世代「27.8歳」、バブル世代「44.3歳」との結果に。若い世代ほど早い段階で不安を感じ始めており、特にZ世代はバブル世代と比べて不安を感じるタイミングが21.6年早まっていることがわかった。

お金に関する不安を解消するために行っていることは、1位「支出の節約」(44.6%)、2位「資産形成/資産運用」(42.8%)、3位「お金に関する勉強」(25.4%)。一方、「何も行ってない」と回答した割合は、Z世代16.5%、ミレニアル世代20.8%、バブル世代31.2%と、Z世代の8割以上が不安解消のために行動を起こしていることが明らかになった。