X570搭載のTUFマザーにファンレス版

ASUSの「TUF Gaming X570-PRO WIFI II」は、AMD X570チップセットを搭載する高耐久マザーボード。従来モデルとの大きな違いは、チップセットファンが廃止され、静音性が向上していることだ。Dr.MOSの12+2フェーズ電源やIntelの2.5GbEを搭載するなど、基本スペックも高い。価格は40,000円前後。

  • ASUSの「TUF Gaming X570-PRO WIFI II」。M.2ヒートシンクは1つ備える

    ASUSの「TUF Gaming X570-PRO WIFI II」。M.2ヒートシンクは1つ備える

  • ネットワークはIntel 2.5GbEとWi-Fi 6E。映像端子はDisplayPortとHDMIだ

またASUSからは、Intel H510チップセットを搭載するビジネス向けのmicroATXマザーボード「Pro H510M-C/CSM」も新発売。前世代の製品となるが、今となっては極めてレアなPCIスロットを備えており、インタフェースがPCIの旧型カードを使いたいときには、貴重な選択肢となるだろう。価格は13,000円前後。

  • こちらは「Pro H510M-C/CSM」。LGA1200のため、第12世代Coreには対応しない

  • 最近ではまず見かけないCOMポートやVGAポートも備える。LANはIntel GbEだ

2万円台前半で買える低価格Z690マザー

MSIの「Pro Z690-P DDR4」は、Intel Z690チップセットを搭載しながら、価格を抑えたマザーボード。DDR4メモリを採用しており、低コストで新プラットフォームを導入できる。低価格モデルながら、Realtek 2.5GbEやUSB3.2(Gen2x2)タイプCポートなどを備え、コスパの高さが魅力だ。価格は23,500円前後。

  • MSIの「Pro Z690-P DDR4」。シンプルだが、電源周りのヒートシンクは大きい

  • バックパネルもシンプル。2.5GbEやUSB3.2(Gen2x2)タイプCポートなどを備える

Radeon RX 6600にシングルファンモデル

ASRockの「Radeon RX 6600 Challenger ITX 8GB」(RX6600 CLI 8G)は、Mini-ITXサイズのコンパクトなRadeon RX 6600グラフィックスカードだ。同GPUとしては珍しく、シングルファンのクーラーを搭載し、カード長を17.9cmまで抑えた。メタルバックプレートも備え、剛性と冷却性能を高めている。価格は65,500円前後。

  • ASRockの「Radeon RX 6600 Challenger ITX 8GB」。省スペースPCに最適だ

  • カードは2スロット厚。出力はDisplayPortとHDMIが2つずつで使いやすい