イワタは3月15日、シームレスに文字の太さを変更できるフォント「イワタUDゴシックバリアブル」を、直販サイト「イワタストア」にて発売した。標準小売価格は92,400円。
バリアブルフォントとは、1つのフォントファイルで文字の太さや幅、高さ、傾斜などを自由に変更することができるフォントを指す。イワタUDゴシックバリアブルでは、第一弾として文字の太さ(ウェイト)の調整に対応した。
イワタUDゴシックバリアブルは、イワタUDゴシック表示用をベースとして、7ウェイト(L、R、RA、M、B、E、H)を1つのフォントファイルにまとめたバリアブルフォント。フォントが本来持つデザイン性を損なわず、「L」から「H」の間で文字の太さをシームレスに変更できる。
これまではウエイトの中間、例えばMとBの間の太さにしたいとき、テキストデータをアウトラインデータにしてから太さの調整を行う必要があった。そのため途中でデザインが崩れたり、修正の際には再度テキストで編集する必要が生じた。バリアブルフォントではテキストデータのままで任意の太さに調整できるため、作業効率の向上も期待できる。
印刷物だけでなく、Web画面などでもコンテンツに合わせた細かな文字の表現が行える。また、従来のウェイト指定での編集も可能となっている。
製品仕様
- 製品名称:イワタUDゴシックバリアブル
- フォーマット:TrueType
- 文字セット:Adobe-Japan1-3+N準拠+元号合字「令和」
- 文字数:9,499文字
- 動作検証環境:Windows:Windows 10 Version 1709 以降/Mac:Mac OS 10.15 以降
- ライセンス:1PC/1ライセンス