国税庁は3月15日、確定申告など国税に関する手続をネット上で行える「e-Tax」の接続障害について、15日午前7時時点でつながりにくい状態は改善されているものの、障害原因は解明できていないとアナウンスした。

  • e-Taxの公式サイト

国税庁は3月14日、e-Taxでシステムにつながりにくい状況が発生していると発表。同庁は15日午前7時時点でつながりにくい状態は改善されたと発表したが、SNS上では15日13時現在でも「エラーが出て送信できない」「ログインできない」「サイトが開かない」といった声が上がっている。

3月15日が確定申告の期限であることから、国税庁はe-Taxの接続障害により、期限内の申告が困難な場合には、個別に申告期限を延長して後日提出できると案内した。

後日の提出とする場合は、申告書を作成したあと、「送信準備」画面の「特記事項」欄に、「e-Taxの障害による申告・納付期限延長申請」と記載する必要がある。

  • 所得税申告書における入力例(PCの場合)。このほか、例えば各種会計ソフトを利用してe-Taxで提出する場合でも、特記事項欄に同様の記載を入力する必要がある(国税庁の告知PDFより)

延長申請できる期間は、障害が解消したあとに改めて告知するという。国税庁は原因解明に努め、早期の復旧を図るとしている。