アイドルグループ・Sexy Zoneの菊池風磨の初単独冠番組『菊池風磨の許せないTV』が、フジテレビで19日(13:30~14:30)に放送される。
菊池がレギュラー出演する『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(毎週土曜19:00~)のスタッフが新たに立ち上げる同番組は、『ドッキリGP』で全裸になる水着でドッキリを仕掛けられた菊池の名ゼリフ「許せない!」を番組のテーマに据え、MCの菊池が世の中の“許せないこと”にまつわるさまざまな企画に挑んでいくというもの。アシスタントは、シソンヌ・長谷川忍が務める。
「いつか富士(=フジテレビ)の頂点に…!」との思いが込められた、“富士山”をかたどった巨大セットで繰り広げるメイン企画は、ホラン千秋と高橋ひかるを招いてのトークコーナー「どっちが許せない!?許選択」。まずは菊池・長谷川・ゲストの3人が、「電車内で見た編」や「カフェ編」「コンビニ編」など、シチュエーションごとに「A」と「B」の2通りの“許せない行動”の実例を再現したVTRを観賞。それを受けて、3人は「A」「B」のどちらが“より許せないか”をジャッジし、討論を展開する。
理論派のホランがまさかの“ダメ出し”で長谷川を追い込んだり、高橋が意外な“許せないポイント”を明かしたりと、トークは大いに盛り上がるが、それだけでは終わらず、二択に対する答えが3人全員一致しないと、菊池&長谷川の足元が突然崩れ、2人は“富士山のふもと”へと落とされてしまう。ローションまみれの段差をなすすべもなく滑り落ち、ふもとにある熱湯の池に落下してしまう菊池&長谷川のリアクションやいかに…。
そんな2人の姿を見て、ゲストのホランは「衝撃的なんですけど…こんなことが起こる番組だったんですね!」と驚きをあらわにし、高橋も「こんなバラエティ、初めて…」とぼう然…。トークコーナーとは思えぬほどの、絶叫と爆笑が渦巻くカオスな展開が繰り広げられる。
“許せない行動”の実例再現VTRには、ジェラードン、かが屋が出演。ともに演技力に定評のある2組が、さすがの怪演を披露するほか、「A」と「B」どちらの笑い声が許せないかを決める「独特すぎる笑い声編」では、意外なシークレットゲストが登場し、菊池&長谷川を驚かせる。
もしも菊池が、世の中に実際にいる“許せないヤツ”の行動を実践したら、果たしてどこまで許されるのか――「風磨みずから“超許せないヤツ”やってみた」は、菊池のアイドル生命をも脅かしかねない、チャレンジングなミニコーナー。特番の打ち合わせと聞かされ、リハーサル室で待機するフジテレビ新人の小山内鈴奈アナと小室瑛莉子アナの前に、菊池がさっそうと現れる。トップアイドルとの初対面に緊張しきりの彼女たちだったが、そんなことは意にも介さず、おもむろにカレーパンを頬張り始める菊池。かくして、それを合図にアイドルらしからぬ“奇行”が次々と繰り広げられる。
全く事情を知らない新人アナ2人の絶妙なリアクション、別室でモニタリングしながら菊池に指令を出す長谷川のフィクサーぶり、そして、プライドをかなぐり捨ててミッション遂行に取り組む菊池の勇姿に注目だ。
収録を終えた菊地と長谷川のコメントは、以下の通り。
――収録を終えた今の率直なお気持ちをお聞かせください。
菊池「いやぁ、こんな“アドベンチャーバラエティ”だと思ってなかったんで…」
長谷川「ここまで体を張らされるとはね(笑)」
菊池「ジャンルとしては、もはや『SASUKE』に近いですから(笑)。トーク番組って聞いていたので、もっと普通にトークできるのかなと思ってたんですけど…期待した僕がバカでした(笑)」
――今回、「MC・菊池さん&アシスタント・長谷川さん」という形で共演してみて、お互いの印象が変わったところ、また逆に再確認したことはありますか?
長谷川「いやいや、よくそんなこと聞けますね!“MC”とか“アシスタント”とか、そんなの全然関係なかったでしょ!」
菊池「そもそも、まともにトークできてないんですから(笑)」
長谷川「まぁでも、強いて言うなら、ゲストの方に対する話の振り方だったり、切り返しだったり、そのへんはやっぱり、菊池くんは上手だなと改めて思いましたね。…菊池くんは俺のこと、どう見てるの?」
菊池「『ドッキリGP』でよくご一緒させてもらってるんですけど…そのときの印象が全てです」
長谷川「変わってねえのかよ!」
菊池「はい、特には(笑)」
――では、お互いの発言や行動で「許せない!」と思うところは?
長谷川「菊池くんは、いまだに本気でジャニーズでイケると思い込んでるんですよ。その間違った感覚が、彼の成長を止めているんじゃないかと」
菊池「(笑)。いやいや、十分イケてるでしょ!」
長谷川「今回の収録でもそうだったんですけど、急に“ジャニーズの菊池風磨です”っていう感じを出してくるんですよね。そうなると、たいてい面白くなくなるんですよ」
菊池「おい!!」
長谷川「『ドッキリGP』でも、たまにカッコつけてることがあるし。この際だから言っちゃいますけど、ドラマに出るようになってから多くなってるんですよ、カッコつける瞬間が。イヤらしいですね(笑)」
菊池「そんなことないって(笑)!」
――菊池さんは、長谷川さんのどんなところが許せない?
菊池「忍ちゃんは、ここが笑わせどころだっていうときに、いい例えが出てこないんですよね」
長谷川「やめろ!それはリアルすぎるって!」
菊池「“あっ、面白い例えが出てきそうだな”っていうときに限って…」
長谷川「出てこないだろ?それは自分でもわかってるの。家に帰ってから、めちゃくちゃ落ち込んでるんだから」
菊池「(笑)。今回も本番中、そういうことが何度かあって。残念でしたね。許せなかったです(笑)」
――この『菊池風磨の許せないTV』は、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』のスピンオフともいうべき番組ですが、改めて、『ドッキリGP』という番組は、菊池さんにとってどのような存在ですか?
菊池「まぁ、なんて言うんでしょう、腐れ縁と言いますか…」
長谷川「違うだろ、そこは“僕にとってのジャニーさんです”でいいだろ」
菊池「ジャニーズに怒られますよ、それは(笑)」
長谷川「でも、そのぐらい大きな存在じゃないの?『ドッキリGP』が、今の菊池くんのキャラクターを確立してくれたわけでしょ?」
菊池「確かにそうなんですよ。本当に『ドッキリGP』に出させてもらってから…というか、正確には、ドッキリを掛けられてから(笑)、いろんなお仕事をいただくようになって、活動の幅も広がりましたし。だからそういう意味では、一番好きな番組なんです。ただ…一番嫌いなんです」
長谷川「うわっ、何だよ、矢沢(永吉)さんの名言みたいな言い方するなよ。“俺はいいけど、YAZAWAが何て言うかな”みたいな(笑)。腹立つわぁ~」
菊池「いや、でも本当にそうなんです…」
――では最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
長谷川「ぜひご覧いただきたいんですけれども、われわれ2人としては、特にトークの部分を見ていただきたいなと…」
菊池「そう!むしろ早送りで飛ばしてほしいくらいです、落下のくだりは(笑)」
長谷川「いやまぁ、笑っていただけるなら、落下する僕らも見てほしいんですけれども(笑)。でもね、トークはトークで、切り替えてしっかりやってますんで、そこはちゃんと評価してほしいです!」
菊池「ただ、その大事なトークで、いい例えは出てきませんけど」
長谷川「それはもういいって!」
菊池「(笑)。2人のチームワークも、これからどんどん固まっていくと思うので、今後が楽しみですね」
長谷川「まぁ、すでにチームワークはいいけどね」
菊池「う~ん…」
長谷川「違うんかい!」
菊池「(笑)。とりあえず、できれば第2弾もやりたいので、そのためにも、今回の第1弾はぜひ見ていただきたいですね。…あっ、でも第2弾は、“落下”は無しで(笑)!」
長谷川「そうそう。第1弾は、はっきり言ってトーク番組ではないですから(笑)」
菊池「そうですよ。MCがローションまみれになってるトーク番組なんて、見たことあります(笑)?」
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