クリーンエア・スカンジナビアは3月11日、「職場の喫煙環境」に関する調査結果を発表した。調査は2021年12月15日~24日、20~50代の社会人男女計300名(喫煙者110名・非喫煙者190名)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、「分煙対策が行われている」職場は267人(89%)。対策内容としては、屋外に喫煙室やスペースが設けられているが最も多く140票。次いで、「屋内に喫煙室やスペースが設けられている」(76票)、「敷地内は完全禁煙になっている」(66票)、「空気清浄機が設置されている」(54票)と続き、屋外に喫煙スペースを設けている職場が多い結果となった。
続いて、「職場の分煙対策は十分だと感じるか?」と質問したところ、「(とても)そう思う」と回答した割合は、喫煙者で72%を占めたのに対し、非喫煙者は55%と、両者の差が明らかに。
職場の分煙対策について思うことを聞くと、喫煙者は、「非喫煙者に不快な思いをさせずに済むような設備が欲しい」「雇用主側がより積極的な対策を行うべきだと思う」(ともに43票)、「喫煙できる場所が極端に減ってしまい、肩身が狭い」(37票)が上位に。
一方、非喫煙者の意見としては、「各個人がより積極的な対策を行うべきだと思う」(98票)、「非喫煙者と喫煙者が、互いに不快な思いをせずに済むような設備が欲しい」(93票)、「雇用主側がより積極的な対策を行うべきだと思う」(80票)が上位となり、非喫煙者は「各個人」での対策を求める意見が多い一方、喫煙者は「雇用主側」の対策を挙げる人が多かった。
最後に、「職場に分煙ブースの導入を検討しているか?」と聞いたところ61%が「検討したい」「可能であれば検討したい」「条件次第では検討しても良い」と回答した。