Splinkは3月10日、「脳ドック・脳の健康に関する意識・実態調査」の結果を発表した。調査は1月28日〜2月1日、全国30代〜70代の男女1,400人を対象にインターネットにて実施したもの。
まず、自分や家族の健康や病気について、予防や対策が重要であると思うものについて聞いたところ、トップ3は「がん」(69.4%)、「脳卒中や脳梗塞などの血管系の脳疾患」(68.9%)、「認知症」(60.7%)と回答。年代別では、「認知症」と回答した割合は、30代50.0%、40代58.8%、50代63.3%、60代59.8%、70代73.0%となっている。
次に、脳ドックを受診したことがあるか尋ねてみた。脳ドックは、 MR(断層撮影診断)などによって、 脳の疾患や萎縮の発症などのリスクを早期に見つけることを目的としている。脳ドックの受診者数は増えているといわれているが、脳ドックの受診率は全体で16.0%にとどまる結果に。年代別では、30代4.0%、40代10.5%、50代14.0%、60代23.5%、70代28.0%。
脳ドック受診で求めるサービスや内容について聞いたところ、「受診しやすい・継続しやすい価格設定」が81.5%で最多となり、以下「適切・的確な分析結果や予防アドバイス、丁寧な説明」(46.6%)、「脳の健康状態の見える化」(39.8%)が続いた。
脳ドックで受診したい検査項目は、75.2%が「MRIを用いた脳腫瘍等の疾患リスク検査」、60.2%が「MRIを用いた脳委縮等の認知症リスク検査」、60.0%が「MRA/エコーを用いた脳血管性の疾患リスク検査」と回答している。