マイナビは3月10日、「マイナビ2023年卒大学生活動実態調査(3月1日)」を発表した。調査は3月1日~3日、2023年卒業予定の大学生および大学院生5,769名(文系4,054名、理系1,715名)を対象にWEBアンケート方式にて行われた。
2023年卒業予定の大学生・大学院生の3月1~3日時点での内々定率は15.1%(前年比5.1pt増)、平均内々定保有社数は1.5社(前年比0.1社増)だった。企業の採用意欲が高まり、3月1日の広報活動開始と同時に選考・内々定出しを行う企業が多いことなどが背景にあると考えられる。
一方、全体の8割を超える未内々定の学生に対し、現在最も注力していることを聞いたところ、「エントリーシート提出」(25.0%)や「エントリー(プレエントリー含む)」(23.1%)に注力している学生が多く、大多数の学生はこれから就職活動を本格的にスタートさせていく予定であることがうかがえた。
次に、就職先として企業を選ぶ際のポイントを聞いたところ、「安定性がある」が最も多く66.8%。次いで「社風や働く社員が良い・良さそう」(65.3%)や「福利厚生が充実している」(59.6%)、「待遇面(給与、休日休暇制度含む)が良い」(55.0%)と続き、ソフト面、ハード面の両方で、就職先が安心して働くことができる環境かどうかを重要視していることがうかがえる結果に。
また、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)について「どのようなポイントをアピールできそうか」を聞いたところ、「アルバイト経験」(59.9%)、「学業・研究活動・ゼミ活動」(54.7%)が上位に。一方「どのようなポイントにガクチカ(のエピソードとして)不足を感じているか」を聞くと、「ボランティア活動」(40.4%)、「海外留学」(36.9%)が上位となった。