扶桑社は2月21日、ムック『定年前後に得するお金の手続き』(1,100円)を発売した。
2022年4月に年金の大改正が行われる。今回、変わるのは「繰下げ受給の上限が75歳に。増額率が年間で最大84%アップ」「年金支給停止の基準額が見直されて月額47万円に」「退職後のパートやアルバイトでも年金に加入しやすくなる」「65歳以降に払った保険料が年金額にすぐ反映される」「iDeCo(イデコ)の加入可能年齢が60歳未満から65歳未満に拡大」の5点。うまく利用すると、受け取る年金額を増やせる可能性があるという。
同書は、今回の年金改正に完全対応。フィナンシャルプランナーの山中伸枝さんと井内義典さんが監修し、年金・退職金・相続・医療・介護・住宅の「一番得するお金の手続き」を解説している。
定年までに貯まるお金と、定年後にかかるお金を把握するための計算式も紹介。「現在の資産と負債」や「定年後の収支」などを知ることで、老後までにどれくらい貯蓄しなければならないかがわかる。
難しい書類や手続きをすることも必要となってくるが、複雑な書類も間違うことなく作れるよう、図解と記入例付で説明した。
年金や給付金など「入るお金を増やすお得な手続き」と、税金の控除対象などで「出るお金を減らすお得な手続き」を、年齢別にまとめている。「入るお金」と「出るお金」を上手にコントロールできる。