アイリスオーヤマが新製品のオンライン展示会を開催しました。新生活向けの家電・家具・キッチン雑貨をそろえた「Number Edition」の40製品を始めとする、2021年の年末から2022年の年始かけて発売した製品が中心です。その中から、いくつかの特徴的な家電をピックアップして紹介します。

  • オンライン展示会の会場の様子

Number Editionの家電は、本体カラーをシックなホワイトとアッシュの2色で展開。どちらでそろえても、落ち着いた雰囲気で統一感が図れます。

温め時間を出力に応じて自動計算するスチームオーブンレンジ

2022年2月21日に発売した「スチームオーブンレンジ(型名:MO-F1808)」は、ブラックモデル(発売済み)のカラーバリエーションです。参考価格は32,780円。

  • スチームオーブンレンジ(MO-F1808)

庫内容量は18Lとなり、一人や二人の生活に向けて機能を絞り込んだタイプです。自動調理メニューは20種類。本体の横幅は35.5cmで、大きめのコンビニ弁当の温めや大皿のオーブン調理もOK。本体下部に操作パネルがあるため、横に広く見えるコンパクトな外観です。

ポイントは、温め時間を自動で短縮する「時短ブースト」でしょう。お弁当や冷凍食品のパッケージには「600Wで何分」といった温め時間の目安が書かれていますが、出力を上げて温める場合、何分何秒にすれば良いのか計算がちょっと面倒です。時短ブーストは、これを自動で計算してくれます。

標準の温め出力は600Wです。温めたい食材を入れて、600Wの場合の温め時間を普通に入力し、温め開始後、5秒以内に「レンジ」ボタンを押すと、1回押したときは700W、2回押したときは900Wの出力で自動的に温め時間を調整。高出力ですばやく温められます。600Wで10分かかる場合、900Wなら6分40秒に短縮できます。朝の忙しいタイミングなどにうれしいです。本体サイズはW455×D375×H330mm、重さは14.0kg。

  • 右の「レンジ」ボタンを続けて押すことで、出力に応じた温め時間を自動計算。温め時間は本体左下の液晶画面に表示されます

おこのみ炊きも搭載のシンプルな炊飯器

次は「IHジャー炊飯器」です。3合炊きの型番が「RC-IL30」、5.5合炊きの型番が「RC-IL50」となります。RC-IL30の参考価格は14,030円、RC-IL50の参考価格は16,280円。

  • 3合炊きの「IHジャー炊飯器(RC-IL30)」

ヘルシーメニューや低温調理機能など、アイリスオーヤマ製品で人気の機能を厳選して搭載。お米の銘柄炊きにも50銘柄に対応し、硬さや食感など、9通りのお好みで炊飯できます。内釜は熱伝導性の高いアルミ層を素材とする、厚さ3.1mmの「極厚火釜」。内釜の重さはRC-IL30が約0.8kg、RC-IL50が約1kgです。

RC-IL30の本体サイズはW230×D310×H200mm、重さは4.0kg。RC-IL50の本体サイズはW253×D310×H206mm、重さは4.3kg。

  • 本体天面が真っ平ら。上から見るとしゃもじの形をしており、あまり炊飯器っぽくないデザインかも

小型軽量で取り回しやすいハンディクリーナー

「充電式ハンディクリーナー(型番:IC-H50)」も、既存のブラックモデルの色違いになります。Number Editionでは本体カラーのほか付属品が異なり、予備のフィルター×1点が付属します。参考価格は8,778円。

  • スタイリッシュな「充電式ハンディクリーナー(IC-H50)」

軽量ながらパワフルなDCブラシレスモーターを採用。約2.5時間の充電で最大約20分間の運転が可能です。ダストカップは取り外して水洗いでき、お手入れも簡単。ブラシノズルとすき間ノズルのアタッチメントが付属して、棚の上や窓のサッシ部分などこまごましたところも手軽に掃除できます。本体サイズはW56×D57×402mm、重さは500g。

  • アイリスオーヤマのハンディクリーナーとしては最も軽い500gで、片手でサッと扱えます

外出先から冷蔵庫の中を確認できるカメラ付き冷凍冷蔵庫

続いて、Number Editionではありませんが、二人暮らしに便利そうな「STOCK EYE カメラ付き冷凍冷蔵庫 296L(型番:IRSN-IC30A-W)」です。冷蔵室の扉を開けると、扉の上段ポケットのすぐ下にカメラが。このカメラが冷蔵室内をとらえ、冷蔵室にどんな食材が入っているのかをスマートフォンで確認できます。参考価格は138,000円。本体カラーはホワイトの1色です。

  • 「STOCK EYE カメラ付き冷凍冷蔵庫 296L(IRSN-IC30A-W)」

カメラの視野角は182度で、下のほうの棚はやや視認性が落ちるものの、上のほうの棚はかなりしっかり映ります。扉を開けると約8分後に撮影して、静止画像をクラウドに保存。スマートフォンのアプリ上で最新の画像を確認する仕組みです。アカウントは家族で共有でき、夫婦それぞれのスマートフォンにアプリを入れておけば、どちらも同じ画像を見られます。

たとえば、冷蔵庫の内容を把握していない夫(妻)が、「今日は早く帰れるので自分が夕飯を作ろう」と思ったとき、立ち寄ったスーパーで自宅の冷蔵庫に何が残っているか確認しながら献立を考えたり買い物したりと、食材の不足や重複を避けられます。

なお、扉を開けた8分後という撮影タイミングは、ユーザーが変更できません。このタイミングは、何度もテストしてカメラのレンズが一番曇らない時間を見極めて決めたそうです。また、カメラが故障したときは、カメラのみ取り外して修理に出す対応も想定しているとのこと。

  • 扉の内側、上のほうにカメラが備わっています

はさんでシワを伸ばせる衣類スチーマー

新生活といえば、これまで袖を通してこなかったフォーマルな服装が必要になる人も多いのではないでしょうか。シャツ、ジャケット、ズボンなどのシワを伸ばしたいけれど、忙しい朝のアイロンがけは大変。そんなときサッと取り出してパッとシワを伸ばせるのが、衣類スチーマーです。1台持っておくと重宝します。

アイリスオーヤマが2022年2月18日に発売した「衣類プレススチーマー(型番:IRS-P2-B)」は、ハンガーにかけた衣類にスチームを吹きかけながらアイロン面を押し当てる一般的な使い方だけでなく、ハンドル部のレバー操作で衣類をはさんでのプレスに対応。アイロン面がクリップ状に開くのはなかなかユニークです。参考価格は10,780円。こちらもNumber Editionには含まれないラインナップで、カラーはブラックのみとなります。

  • 衣類をはさんでプレスできる「衣類プレススチーマー(IRS-P2-B)」

レバー操作も感覚的で分かりやすく、使い方で迷うこともないでしょう。アイロン面の下にはスチームの熱から持ち手を守り、火傷を防止する透明のスチーム保護プレートも備わっています。これならズボンの折り目も、すばやく真っ直ぐキレイに付けられそうです。

  • 衣類スチーマーは、スチームを当てる衣類を少し引っ張りながら使うのがコツ。除菌や消臭効果も見込めます

  • ズボンプレッサーとしても活躍します

新生活は家電や家具を一気に買うことの多いタイミング。使い心地の良さはもちろん、統一感のあるデザインでそろえられると気持ちの良いものです。