Safariの翻訳機能を使って外国語のWEBサイトを日本語で読もう

外国語のWEBサイト、どうやって読んでいますか? ある程度は理解できるとしても、母語のほうが理解は速いでしょうし、英語にフランス語、中国語...いくらマルチリンガルな人でもすべての言語には対応しきれません。翻訳サイトや翻訳アプリを使う手があるものの、アプリを切り替えたりコピペしたりするのは面倒ですよね。

そこで利用したいのが、iOS 15で導入されたSafariの翻訳機能です。WEBサイトをまるごと指定した言語へ翻訳できるので、アプリの切り替えもコピペも不要、気になるリンクがあればタップするだけ。外部サイト(ドメインが異なるWEBサイト)へ遷移しないかぎり、記事は日本語へと自動的に翻訳されます。iOS付属の翻訳アプリを呼び出す形で翻訳されるため、精度もなかなかです。

使いかたはかんたん、URLバー左端の「ぁあ」ボタンをタップし、現れたメニューで「Webサイトを翻訳...」をタップすればOK。Appleへ情報送信することを許可し(初回のみ必要)、「日本語」を指定すればWEBサイトの内容がただちに日本語へと自動翻訳されます。

日本語と英語以外のWEBサイトを対象とする場合は、事前に「設定」→「一般」→「言語と地域」画面に言語を追加しておく必要があります。翻訳元の言語は自動的に検出されるため、特別な準備は必要ありません。なお、翻訳可能なWEBサイトは、アクセス直後URLバーに「翻訳を利用できます」と表示されます。

タブを閉じれば自動翻訳は解除され、次回同じWEBサイトにアクセスすればオリジナルの状態で表示されます。手動でWEBサイトの自動翻訳を解除する場合は、「ぁあ」ボタンをタップすると現れるメニューで「原文を表示」をタップします。