俳優の奥野壮が主演、水沢林太郎、小西詠斗、藤岡真威人が出演するABCテレビのドラマ『恋に無駄口』が4月(ABC17日より毎週日曜23:55~、テレビ朝日16日より毎週土曜26:30~※見逃し配信あり)にスタートする。

  • 左から小西詠斗、奥野壮、水沢林太郎、藤岡真威人 (C)ABCテレビ

累計200万部の大ヒット作『覆面系ノイズ』の福山リョウコ氏が手掛ける人気コミックを実写ドラマ化。原作は現在少女漫画誌『花とゆめ』(白泉社)で連載されており、18日に最新単行本7巻が発売する。顔だけは良いのに中身が残念な高校2年生の仲良し4人組・仁科、葵、シロ、マヤ。無形文化遺産代行保存部(通称:無駄部)を立ち上げ、日々くだらないテーマを真面目に検証してSNSに公開しているが、「食パンくわえて走って、誰かにぶつかれば、恋に落ちるのか」を検証しようとしたとき、4人の「恋の青春」が静かに動き始める。

初めて付き合った彼女に初デート10分で振られるというトラウマを持ち、絶対に恋をしないと胸に誓う主人公の仁科を演じるのは、『仮面ライダージオウ』で主演デビュー以降幅広い役柄を演じ、今回が深夜ドラマ初主演となる奥野。奥野は「無駄部4人の関係性、独特な空気感、恋。皆さんに楽しんでいただける要素が盛りだくさんのドラマになること間違いなしです」と語り、「マイペースなマジレス、少女漫画オタクっぷりにもご期待下さい」と呼びかけた。

成績はクラストップクラスでスポーツ万能、実家は大金持ちで高身長、モテる要素が全てそろっているのに残念なマヤを演じるのは、メンズノンノモデルとしても活躍する水沢。「正直、僕はこのキャラクターを演じ切ることが出来るのだろうか? 僕でいいのかな? という不安を感じました」と吐露しながらも「奥野壮さんを筆頭に、年齢の近いキャストの方々、スタッフの皆さんと一丸となってこの作品を作っていきたい」と意気込んだ。

「恋」そのものにあまり興味がなく、極度の面倒くさがりでお菓子とカワイイものをこよなく愛する不思議キャラ・シロを演じるのは、『刀剣乱舞』、『黒執事』、『テレビ演劇サクセス荘』など2.5次元分野で人気を博した小西。「無駄部の4人はいつも面白おかしくて、僕も無駄部に入って、くだらないことで友達と笑い合いたいな〜と思いました」と話し、「恋より友情! だった4人が恋に落ちてしまう可愛い姿にも注目です」とアピールした。

無駄部の活動に誰よりも積極的なのに、超鈍感なおバカキャラ・葵を演じるのは、藤岡弘、の長男にして今作が連続ドラマ初出演、今年高校を卒業したばかりの藤岡。「連続ドラマへのレギュラー出演は今回が初&原作が人気少女漫画ということで、初挑戦な事が多いという不安はありますが、無駄部4人の和気あいあいとした高校生らしい掛け合いが出来ると思うと楽しみでわくわくしています!」と話した。

メイン監督を務めるのは、『あいつが上手で下手が僕で』、『警視庁捜査資料管理室』などで知られる劇団ヨーロッパ企画の映像監督・山口淳太氏。「暗い話題が多い昨今、底抜けに明るい青春ラブコメをお届けできる機会に恵まれ、初恋みたくドキドキしています。原作を拝読してぜひ撮ってみたい! と強く思いました」と経緯を語り、「思いっきり無駄なことをやって、思いっきり恋するムダ部とヒロインたちに、きゅんです。きっと」とコメントした。

脚本は、現在放送中のフジテレビ系ドラマ『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』の橋本夏氏、ヨーロッパ企画の大歳倫弘氏、『それでも愛を誓いますか?』の兵藤るり氏が担当する。

また、原作者の福山氏は「読者の方々のおかげです、ありがとうございます!」と感謝を述べ、「1話の階段を飛び降りるシーンは映像化をイメージして描いたので、それが実現するなんて本当に夢のようです。キャストの皆様がひたすら無駄でひたすら輝く青春を謳歌して下さるのを楽しみにしております。プロデューサーさん・監督さんの恋無駄への熱と脚本から感じる愛が素晴らしいので、原作読者の方々もお楽しみに」とメッセージを寄せた。