お笑いコンビ・隣人の中村遊直と橋本市民球場による読売テレビのバラエティ特番『隣人の○んじん(まるんじん)』が、18日(24:36~)に放送される。

  • 前列:隣人、後列:左からビスケットブラザーズ、オズワルド=読売テレビ提供

昨年、読売テレビのお笑い賞レース『第10回ytv漫才新人賞』で王者に輝いた隣人のご褒美特番。優勝したにもかかわらず、イマイチ知名度が上がらず仕事も増えていないという隣人の新たな魅力を「○んじん」というワードに掛けた企画で発掘していく。ゲストには『第56回NHK上方漫才コンテスト』優勝のビスケットブラザーズ、そして同期で『第42回ABCお笑いグランプリ』優勝のオズワルドを迎える。

最初のテーマは「隣人×恩人」。彼らがytv漫才新人賞優勝のきっかけとなった恩人とは、2020年『M-1グランプリ』王者のマヂカルラブリー。舞台の床を転げ回る「つり革ネタ」は「漫才か、漫才じゃないか論争」を引き起こし、世間に漫才の自由度の高さを示す結果となった。隣人も『ytv漫才新人賞』では舞台を大きく使う「スカイダイビング」ネタで優勝。マヂカルラブリーの先例のおかげで、自分たちの漫才が受け入れられやすくなっていたと隣人は分析する。

そこで2人はマヂカルラブリーの仕事現場に突撃し、お礼を述べると共に「コラボ漫才」をしたいと依頼。野田クリスタルは「それってこっちの仕事が増えるだけじゃないの……?」と疑問を感じつつも承諾し、新たな「床漫才」が誕生する。

「隣人×獅子奮迅」というテーマでは、「スカイダイビング」ネタを実際にスカイダイビングをやりながら再現。極度の高所恐怖症である中村は「最悪、飛べないかもしれません」「(ロケ)前日に、死んでも後悔しないようにコンビニで4000円くらい甘いもの買った」「死んだらちゃんと読売テレビから損害賠償を2億円くらい取ってくれと母親に伝えた」など、ネガティブな発言を連発する。他にも「隣人×一般人」と題し、コントに出てくるキャラを現実世界で登場させたらどのような反応が起きるのかを検証する。

2人のコメントは以下の通り。

中村:ビスブラさん、オズワルドとは友達なのでリラックスしてできるかな、と思ってたんですが、思ったより緊張しました。すごい数の大人が見てるから……でも楽しかったです。

橋本:MC、むずかった~。申し訳ないやら恥ずかしいやら。スタジオでロケに行ったVTRを見て、その時の思い出が走馬灯のようになりました。

中村:(印象に残ったロケは)スカイダイビングですね。飛んだら人生観変わる、と聞いてたんですけど、なにも変わらなかった。恐怖だけ。漫才劇場の5階とかでも怖なってますから。よう飛べたなと自分をほめたい。ご褒美でちょっといい靴買いました。

橋本:今回芸人人生で初のロケ、初のMCをやらせてもらうことになったので、この番組きっかけでもっと我々のことを知ってもらえたら嬉しいですね。

中村:とりあえず5人しかファンいないんで。

橋本:とりあえず10倍、50人くらいになったら。

中村:哀愁みたいなものをネタ作りでも大事にしてるんで、この特番も隣人らしさがいい意味で出てると思います。