アカリクは3月7日、23卒大学院生を対象とした「SDGsと就職先」に関する意識調査の結果を発表した。調査は1月28日〜30日、23卒大学院生100人を対象にインターネットにて実施したもの。

  • あなたは、SDGs(持続可能な開発目標)についてどの程度知っていますか。

まず、SDGs(持続可能な開発目標)の認知度について調査したところ、「内容を詳しく説明できる」が24.0%、「内容をある程度知っている」が65.0%であった。23卒の学部就活生(547人)に関しては、「内容を詳しく説明できる」が14.2%、「内容をある程度知っている」が58.9%となっている。

次に、SDGs(持続可能な開発目標)に興味があるか尋ねてみると、「かなりある」が15.0%、「ややある」が55.0%という回答となった。

  • あなたは、SDGs(持続可能な開発目標)に興味がありますか。

SDGs17の目標のうち関心の高いものは何か聞いたところ、「2.飢餓をゼロに」「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」が各34.3%、「5.ジェンダー平等を実現しよう」が32.9%という結果に。

  • SDGs17の目標のうち関心の高いものはどれですか。

23卒の学部就活生に関しては、「5.ジェンダー平等を実現しよう」が37.7%、「3.すべての人に健康と福祉を」が32.3%、「1.貧困をなくそう」が32.1%という回答となっている。

続いて、就職先企業を選ぶ上で重視する点について尋ねたところ、「職場の雰囲気の良さ」が62.0%、「給与・待遇の良さ」が62.0%、「SDGsに対する姿勢や取り組み」が28.0%となった。23卒の学部就活生は、「職場の雰囲気の良さ」が61.2%、「給与・待遇の良さ」が59.2%、「福利厚生の充実」が55.2%という回答となっている。

  • あなたが、就職先企業を選ぶ上で重視する点を教えてください。

「SDGsに対する姿勢や取り組み」を重視する人に対し、その理由を尋ねてみた。すると、67.9%が「大学院修了者として、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと思うから」、53.6%が「自分自身、SDGsを大切にしているから」、53.6%が「企業の社会的役割を重視したいから」と回答。

  • あなたが、就職先企業を選ぶ上で、SDGsに対する姿勢や取り組みを重視する理由を教えてください。

23卒の学部就活生は、「将来性のある企業だと判断できる」が45.5%、「コロナ禍で持続可能なビジネスモデルの必要性を実感したから」「企業の社会的役割を重視したい」と「企業イメージが良く、親しみが持てる」が各44.8%という結果となっている。

最後に、大学院で学んだことで、自身のSDGsに対する意識や考え方に変化があったか聞いてみた。すると、「かなりSDGsを意識するようになった」が13.2%、「ややSDGsを意識するようになった」が43.9%という回答となった。

  • 大学院で学んだことで、ご自身のSDGsに対する意識や考え方は変化しましたか。