くら寿司と言えば、回転寿司チェーンのイメージが強いだろう。だが、個人的にホットなのは「スイーツ」。寿司屋なのに、こだわりを持って作る「スイーツ」に感動したので、今回は寿司情報は一切なし。スイーツ1本でこの記事をお届けしていこう。

  • お抹茶アイスどらやき(430円)/のめるパフェ お抹茶(430円) ※いずれも原宿店をのぞく「くら寿司」全店で販売

「KURA ROYAL」の"本格抹茶スイーツ"2種が新登場

同社の高品質と美味しさを追求したスイーツブランド「KURA ROYAL」から、2種の新商品が3月11日より登場。原宿店をのぞく全国のくら寿司が対象店舗となるのだが、なんと提供数は各店1日20食という激レア商品だ。いずれも1つひとつ手づくりされるため商品数に限界があるとのこと。今回は、京都の宇治抹茶を贅沢に使用した本格抹茶スイーツということで、筆者も早速いただいてみた。

お抹茶アイスどらやき(430円)

なんとも、かわいらしい見た目で食べる前につい写真を撮りたくなってしまう。生地は1枚1枚丁寧に焼き上げており、その間に抹茶アイス・あずき・白玉・いちご・ホイップクリームを盛りつけた贅沢な一品だ。

  • お抹茶アイスどらやき(430円)

実は普通のどら焼きと食べ方が異なり、本商品は2回に分けて食べるのがおすすめだという。上の生地を手に取り、その上にトッピングをのせる。そして、最後はワッフルのようにしてパクリ! 同様に下の生地で残ったトッピングを挟んで食べるのだが、なんだか2個食べたようなお得感も味わえる。

  • ワッフルのようにトッピングを包んでいただく

抹茶のアイスの濃厚なほろ苦さを、あずきとホイップのやさしい甘さで包み込み、そのあといちごの酸味が追いかけてくる。個人的にはもちもちの白玉が加わることで、より贅沢さを堪能できるように感じた。なお、こちらはイートイン商品となっている。

のめるパフェ お抹茶(430円)

  • のめるパフェ お抹茶(430円)

その名の通り、飲むパフェなので一緒に提供されるのはストローとスプーン。まずは、一口抹茶だけを飲んでみる……すると、風味豊かな宇治抹茶の奥深い味わいが口いっぱいに広がる。続いては、ホイップとあずきを一緒に。こちらはこちらで、上品な甘さが加わり大人女子も楽しめる味わいに。1つでさまざまな味の変化を楽しめる本商品は、テイクアウトも可能。筆者も取材が終わり、「持って帰ってもいいですか⁉」とつい尋ねてしまうほど、最後まで飲み干したくなるドリンクだった。

全店で楽しめる柑橘スイーツ

続いては、3月11日から登場する、くら寿司全店で楽しめる柑橘スイーツ2商品を紹介。

【愛媛県】みかんのホワイトアイスケーキ(250円)

  • 【愛媛県】みかんのホワイトアイスケーキ(250円)

オーストラリア産のクリームチーズを使用した、セミフレッドタイプのケーキ。クリーミーなコクと、アイスケーキならではのふにっとした独特な食感が印象的だ。上にかかった愛媛県産みかん果汁のソースが、甘酸っぱく爽やかな後味を演出してくれる。

幻の柑橘 じゃばらゼリー(220円)

  • 幻の柑橘 じゃばらゼリー(220円)

「じゃばら」と言う名を、初めて聞く人も多いのではないだろうか。「じゃばら」は、柑橘の1種で豊富な果汁、糖度と酸度のバランスのとれた味わいが特徴だ。本商品は、希少価値の高い和歌山県産北山村の「じゃばら」果汁100%を使用したゼリー。じゃばらのほのかな苦みと酸味に加え、小粒のナタデココの楽しい食感も味わえる。おなかが満たされたあとも、さっぱりとした気分になれる軽やかな商品だ。

そのほか「季節の和菓子春ノ海」(220円)、「2種の和菓子」(220円)などが登場するのでそちらも注目を。

原宿店限定のテイクアウトサービス開始!

また、「くら寿司」と言えば、2021年12月9日にオープンした「くら寿司 原宿店」が今注目を集めている。

店内にはスイーツ屋台やテラス席・スタンド席などがあり、心躍る仕掛けが随所にちりばめられている、くら寿司の中でも異色の店舗だ。そんな原宿店でスイーツメニューのテイクアウトが3月7日より開始。

  • テイクアウト専用レジ「スイーツテイクアウトレジ」

これまでは店内提供のみだったが、食べ歩き文化が根付く原宿に合わせ、持ち帰り対応を行うという。テイクアウト専用レジ「スイーツテイクアウトレジ」もあるので、スムーズに購入することが可能だ。

今回は特別に3月11日より登場する原宿店限定の新商品「sushiクレープ サーモンクリームチーズ」(380円)も試食させてもらった。

  • 「sushiクレープ サーモンクリームチーズ」(380円)※原宿店限定

2層生地のクレープに、サーモンやクリームチーズ、たまごなどを合わせたホットスナックのようなクレープ。最大の特徴はシャリを素揚げしたというサクサク食感の"揚げシャリ"が入っていること。軽やかな食感だが、シャリなので満足感も味わえるのが嬉しい。

なお、テイクアウト商品を片手に原宿の街へ繰り出すことも、店内のスタンド席やテラス席で食べることも可能。その日の気分に合わせて、お好みの場所で食べてみてはいかがだろうか。


寿司屋である「くら寿司」だが、それを忘れてしまうぐらいスイーツのレベルが高かった。寿司を食べに行くのはもちろん、今後はカフェとして利用してみるのもアリかもしれない。

※一部店舗で価格が異なる