リコーイメージングは3月10日、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「RICOH GR IIIx」の特別カラーモデル「RICOH GR IIIx Urban Edition Special Limited Kit」を発表した。全世界2,000台限定で4月5日より発売する。国内での取り扱いは公式ECショップのみ。価格はオープン。
「RICOH GR IIIx」は、35mm判換算で40mm相当のレンズを採用するレンズ一体型モデル。限定モデルでは、塗装をメタリックグレーの特別仕様にし、本体に合わせた専用の本革ハンドストラップ、ネイビーブルーのリングキャップ、メタルホットシューカバーのセットとなる。
カメラの本体カラーは、都会のアスファルトの上で輝くStreet Photographerの個性をイメージしたメタリックグレー。複雑な塗装工程を繰り返し、独特な風合いを出している。リングキャップは、雨上がりの水たまりに映る紺碧の空や、眠らない都会のネオンとその反射光をイメージした特別仕様のネイビーブルーを採用。本革製ハンドストラップ「GS-2(NB)」もネイビーブルーをアクセントに使い、カメラとの一体感を高めている。
メタルホットシューカバー「GK-1(BK)」は文字刻印に対応。購入後に入れる刻印を決めてから申し込み、後日届く形となる。そのため、国内で購入する場合は、メタルホットシューカバーは同梱されていない。
機能面では、露出モードに「スナップ距離優先モード」を追加。スナップ撮影距離と深度を選択することで、ピントを気にすることなく撮影できる。フォーカスモードには中央付近(9エリア)で動作する「オートエリアAF(中央)」を追加。意図しないポイントへの合焦を防止する。
そのほかにも、シャッターボタン設定への「AF作動」の追加、スナップ撮影距離の設定に「3.5m」を追加、再生画面のロングタップで再生機能選択画面の呼び出し、なども追加される。なおこれらの機能は、GR III / GR IIIxシリーズでも機能拡張ファームウェアの導入で追加可能だ。ファームウェアは、限定版の発売後にリリース予定。
専用の本革ストラップとメタルホットシューカバーが付属しない「RICOH GR IIIx Urban Edition」本体のみのモデルも2022年夏に発売を予定する。