お笑いコンビ・マヂカルラブリーによるABCのバラエティ特番『野田さん! こんなゲームはいかがでしょう?』が26日(24:05~※関西ローカル、見逃し配信あり)に放送される。
『M-1グランプリ2020』王者でゲームクリエイターとしての顔を持つ野田クリスタルに、ゲーム大好き芸人たちが企画を持ち寄って、野田と一緒に開発するというゲームプレゼンバラエティ。野田のお眼鏡にかなったプランは実際にゲーム化し、発売するというビッグプロジェクトも連動する。
蛙亭・中野周平が企画したのは、格闘ゲーム「五分の戦い」。「格闘ゲームで一番面白いのは、レベルが拮抗しているとき」という中野は、キャラクターではなく、“拮抗した対戦カード”をセレクトすることで“五分(ごぶ)の戦い”を堪能できる格闘ゲーム企画を提案。野田は「これは、めっちゃゲームをやってきている人の発想で、さすが! と思いました。……ただ、格闘ゲーム制作はとにかく大変!! 特にバトルを五分(ごぶ)にするとなれば、想像を絶する時間と労力がかかる!」と格闘ゲーム制作の深みを解説する。
「『マリオカート』などのパーティーゲームが好きで、みんなで爆笑しながら楽しめるゲームを作りたいです」という蛙亭・イワクラは、移動型アクションレースゲーム企画「蛙亭の移動大作戦」をプレゼン。芸人が劇場へ行くまでのスピードを競うレース仕立てのアクションゲームで、イワクラは遅刻グセがあるのでそもそもスタートが遅い、中野は足が遅いなどキャラごとの設定も。野田は「このゲームならすぐに作れそうですよ! 芸人が劇場へ移動するっていう設定がいいですね。もうひとつ何か要素を加えたら良くなりそう!」と好感触を抱く。
パンサー・菅良太郎は「スーパー野田ゲーPARTY」に収録されているゲームに新たなエッセンスを盛り込んだ続編「おたけさいこっちょー2」を。しかし野田からは「その機能、もうすでに盛り込まれているんですよね」とそっけないコメントが。
シソンヌ・長谷川忍は、お笑い下剋上バトルゲーム企画「芸人セフトオート」を提案。「ネタで勝てないならダーティな手段を駆使してライバルを蹴落としていくゲーム。オープンワールドゲーム(プレイヤーがゲーム内の仮想世界を自由に移動、探索できるゲームのこと)で作れると楽しいですよね」と話すと、野田も絶賛。しかしゲームクリエイター視点で「オープンワールドでやるなら、予算は5億円……」と、自由に歩けるマップ制作には桁違いの予算がかかることを示唆し、長谷川を驚かせた。
続いて長谷川は劇場版タイムアタックアドベンチャーゲーム「まもなく出番です」もプレゼン。さまざまな芸人たちの邪魔をくぐり抜けて、舞台へとたどり着くまでを競うというゲームプランに、野田は「これはめちゃめちゃいいですよ! 作るのはそんなに難しく無いと思いますし、ゲーム性も高い。イメージが想像できるので、ゲームクリエイターとしても魅力的なプレゼンでした」と褒めるが……。
プレゼンされたゲームプランから、野田のお眼鏡にかなった企画とは。そして番組は大物芸人をも巻き込む予想外の展開へ。