アイドルグループ・なにわ男子の道枝駿佑が主演する日本テレビのドラマ『金田一少年の事件簿』(4月24日スタート、毎週日曜22:30~)が、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」で世界配信(※中国本土除く)されることが10日、明らかになった。日テレ系の地上波連続ドラマが世界配信されるのは、これが初めて。

  • (左から)沢村一樹、道枝駿佑、上白石萌歌=日本テレビ提供

ドラマのメインビジュアルのタイトルは、英語版『The Files of Young Kindaichi』と日本語版『金田一少年の事件簿』の2か国語でデザイン。主人公・金田一一(はじめ)役の道枝、一の幼なじみ・七瀬美雪役の上白石萌歌、警視庁捜査一課の剣持警部役の沢村一樹が、「桜」の前で「能面」を持ちこちらを見つめる、日本ならではの世界観に包まれた構図になっている。

きょう10日18時に日テレドラマ公式YouTube・番組公式SNSで配信予定のティザー映像では、実際に能面を装着した金田一が登場。日本の「ミステリー×ホラー」ならではの、美しくも不気味さが漂う世界観が表現されている。

日本テレビホールディングスと、ウォルト・ディズニー・ジャパンは、「戦略的協業」に関する合意書を締結。互いのコンテンツ資産を活用することで協業体制を構築し、共同制作による両社協業で、世界の市場に向けたコンテンツの開発を目指すとしている。

この一環として、今回の世界配信が実現。日テレホールディングスの杉山美邦社長は「ディズニーは世界のエンタテイメント界をリードする企業であり、長年、金曜ロードショーでのディズニー作品の放送をはじめ、多くのビジネスで協力し合ってきた重要なパートナーです。その関係をさらに発展させ、両社共同で世界展開を推進できることを大変うれしく思います。両社のクリエイティブ力と発信力、ブランド力を活用し、日本発のコンテンツを世界中の視聴者にお届けできることを楽しみにしております」とコメント。

ウォルト・ディズニー・ジャパンのキャロル・チョイ社長は「ディズニーがローカルコンテンツ制作の世界に進出する中、戦略的パートナーの1社である日本テレビとの協業を拡大し、アジア太平洋地域の視聴者に大変人気のある作品から始めることができることを嬉しく思います。世代や場所を超えて人々をつなぐ物語、そして人々を感動させる物語を重視するディズニーにとって、これはまさに最適な取り組みです。ディズニーは今後も、日本のクリエイターと長期的な協力関係を築き、世界最高の物語と日本の優れた作品をグローバルな舞台へとお届けしていきます」と話している。