エムアイセブンジャパン(以下MI7)は、墺Austrian Audioのペンシル型マイクロフォン「CC8」の販売を開始した。MI7グループ運営によるMUSIC EcoSystemsでの価格は標準セットが59,400円、ステレオ・セットは117,700円。
CC8は、AKG CK1カプセルからインスピレーションを受け誕生したOCC7カプセルを搭載するペンシル型のスモールダイアフラム・コンデンサー・マイクロフォンである。
OCC7カプセルとトランスレス回路により、最大156dBのという高いSPLでも歪むことなく収録が行える。周波数特性は20Hz~20kHzで、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器などのクラシック・ソースに加え、アコースティック・ギター、ピアノ、ドラムセットなどのレコーディングにも利用できる。出荷される個体感度差は全て1kHzで±0.5dB以内にキャリブレートされているため、どの2本を組み合わせてもステレオ・ペアとして機能する。
主な仕様は以下の通り。
- 指向性:カーディオイド
- 周波数特性:20Hz~20kHz
- 感度:15mV/Pa
- ノイズ・レベル:16dB SPL(A特性)
- 最大SPL:156dB
- ハイパス・フィルター:60Hz(2次)/120Hz(2次)
- 切り替え可能パッド:-10dB/-20dB
- インピーダンス:275Ω(シンメトリー)
- インピーダンス負荷:>1kΩ
- 電圧:48V(< 3mA)
- 出力端子:XLR 3ピン
サイズは140x23x23mmで、質量は160g。CC8マイクロフォン/CCW8ウインドスクリーン/OCH8ホルダー/MSC8キャリング・ケースを収録した「標準セット」と、CC8マイクロフォン2セット/CCW8ウインドスクリーン2セット/OCH8ホルダー2セットにSB1ステレオ・バーと専用ハードケースを収録した「ステレオ・セット」という2種類のラインナップでの展開となっている。