沢の鶴「SHUSHU Light」は3月8日、「若者世代の『価値観』と『コミュニケーション』に関する調査」の結果を発表した。調査は1月25日~26日、全国の20歳~25歳の「Z世代」、および26歳〜39歳の「ミレニアル世代」の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。
まず、価値観に関する考え方を2つずつ提示し、それぞれどちらにあてはまるか聞いたところ、「失敗」に関しては「絶対に失敗したくない」が73.0%、「失敗を恐れずチャレンジしたい」が27.0%という結果に。また、「無駄」に関しては「無駄なことはしたくない」が68.0%、「人生に無駄なことはない」が32.0%と、失敗や無駄を避けたいと考える若者が多いことが明らかに。
また、「他人から認められたい」よりも「自分らしくいたい」(53.6%)、「人には負けたくない」よりも「競争はしたくない」(58.3%)、「自分さえよければいい」よりも「周囲に迷惑をかけたくない」(78.3%)、「なるべく誰かと一緒にいたい」よりも「なるべくひとりでいたい」(68.7%)が多数派に。
さらに、いまどきの若者は堅実志向のようで、「今が楽しければいい」よりも「しっかりと将来に備えたい」(62.6%)の方が多い結果に。この結果を世代別にみると、「今が楽しければいい」よりも「しっかりと将来に備えたい」と回答したZ世代は56%だったのに対し、ミレニアル世代69%と、ミレニアル世代の方がより堅実志向にあることがわかった。
同様に、消費に対する考え方を聞いたところ、8割超が「買い物が好き」(82.5%)と回答。買い物をする際に重視することを聞くと、「タイムパフォーマンス」よりも「コストパフォーマンス」(76.2%)を重視する人が多い傾向に。また、お金をかけるなら「他人から羨ましがられるもの」より「自分が納得できるもの」(85.2%)、「新商品」より「定番商品」(66.4%)、「コト消費」より「モノ消費をしたい」(58.8%)が多数派となった。
続いて「“推し"がいるか」と質問したところ、66%が「いる」と回答。自身の推しは何かと聞くと、1位「アニメ・マンガのキャラクター」(39.7%)、2位「アイドル」(36.8%)、3位「歌手・ミュージシャン」(29.2%)、4位「YouTuber」(22.8%)、5位「ゲームのキャラクター」(20.7%)という結果に。
また、普段どのようなものを使って情報収集をしているのか教えてもらったところ、「YouTube」が最も多く72.0%。次いで「Twitter」(66.4%)、「Google」(51.2%)、「Instagram」(49.2%)と続き、若者世代の情報収集ツールは、検索エンジンではなくSNSが主流であることがわかった。