食べ応えたっぷりのハンバーグで肉好きな人に大人気のびっくりドンキーだが、ヘルシー指向で野菜たっぷりの「いろどりセット」も販売されている。運動不足になりがちで何かと健康が気になる中、実食してきたので、レポートしよう。

  • びっくりドンキーで「いろどりセット」を実食

    びっくりドンキーで「いろどりセット」を実食

  • 今回も「びっくりドンキー 南柏店」にお邪魔してきました

    今回も「びっくりドンキー 南柏店」にお邪魔してきました

「びっくりドンキー」といえば、目玉はやはりハンバーグ。ガッツリ肉を食べられるお店、という印象が強いだろう。しかし、実は2020年からヘルシー指向の「いろどりセット」を販売しているのをご存知だろうか。

いろどりセットは、通常のハンバーグディッシュ(150g/300g)よりちょっと小さめの100gか150gのハンバーグと少なめのライス、それに8種類の野菜とマンゴーからなるサラダを添えた「ハンバーグディッシュ」と「みそ汁」、それに食後のデザートとして「ミニソフト」の3つがセットになったメニューだ。量の多さではなく、色々食べられて、満足感としてしっかり食事を楽しめることを狙ったメニューといえるだろう。

見た目にもレタスやケールの緑にトマトの赤やカリフラワーの白、マンゴーの黄色が映えて、「いろどり」という名前にふさわしい。

肉と野菜をバランスよく摂れて、満足感もしっかりしたいろどりセットだが、野菜嫌いのお子様にはどう映るだろうか。そこで、我が家の野菜嫌い筆頭である三男にレビューしてもらうことにした。

  • まだ野菜を山盛り食べさせられるとも知らないでメニューを見ている三男(左・小4)と、好き嫌いは比較的少ない次男(右・小6)。

    まだ野菜を山盛り食べさせられるとも知らないでメニューを見ている三男(左・小4)と、好き嫌いは比較的少ない次男(右・小6)。

「いろどりセット」(150g) 1200円

  • 「いろどりセット」(150g) 1200円

    「いろどりセット」(150g) 1200円

ハンバーグと少なめライス、サラダが盛り込まれたハンバーグディッシュとみそ汁、デザートの北海道ミニソフトから構成されたセットメニュー。ミニソフトはドリンク(シングルエステート珈琲、カフェオンザロック、ホットウーロン茶、アイスウーロン茶、太陽のオレンジ、森のリンゴスカッシュ、コーラ、メロンソーダ)に変更することもできる。また、ライスはカリフラワーライス(+110円)に変更することも可能。ハンバーグへのトッピングも通常のハンバーグディッシュと同様に行える。

  • 通常サイズのハンバーグディッシュ(右)と比べるとひとまわり小さい、キッズメニュー用のお皿を使用している

    通常サイズのハンバーグディッシュ(右)と比べるとひとまわり小さい、キッズメニュー用のお皿を使用している

  • 今回のみそ汁は「青ネギ」「かき玉」「舞茸」が具になっていた。ふわとろなかき玉の中に舞茸の歯ごたえがアクセントとして楽しめた

    今回のみそ汁は「青ネギ」「かき玉」「舞茸」が具になっていた。ふわとろなかき玉の中に舞茸の歯ごたえがアクセントとして楽しめた

  • 食後のデザートに北海道ミニソフト(白玉入り)。ほどよい量で食後の満足感も高められる

    食後のデザートに北海道ミニソフト(白玉入り)。ほどよい量で食後の満足感も高められる

  • ミニソフトはドリンクと変更可能。今回2セット頼んだうちの1つで「森のリンゴスカッシュ」に変更してみた。かなり酸味強めでさっぱりとした味わいだ

    ミニソフトはドリンクと変更可能。今回2セット頼んだうちの1つで「森のリンゴスカッシュ」に変更してみた。かなり酸味強めでさっぱりとした味わいだ

ハンバーグは標準で100g、または150g(レギュラーサイズ)が選択できる。ハンバーグ自体はオリジナルソースがかけられている点なども含めて「いつものびっくりドンキー」だ。

目玉ともいえるサラダは、お皿の半分近くを占めている。白菜、レタス、ケール、ロメインレタス、アーリーレッド、カリフラワー、スナックエンドウ、カットトマトと8種類の野菜を使用しており、ここにマンゴーが加わる。ドレッシングは酸味がきいてさっぱりとしたマスタードドレッシングだ。

  • カリフラワーとスナックエンドウは火が通っているが、あとは生。すべて小さめの一口大にカットされており、かなり食べやすい

    カリフラワーとスナックエンドウは火が通っているが、あとは生。すべて小さめの一口大にカットされており、かなり食べやすい

野菜嫌いの三男はさっそく渋い顔をしているが、今日はこれを全種食べてレビューしてもらおう。ちなみに彼は葉物野菜がそれほど苦手ではないが、トマトや豆類が嫌いで、とうもろこしが大好物。それと、初見の野菜は過剰なまでに警戒する癖がある。以下、カッコ内は三男のコメントだ。

白菜:「シャキシャキしていて甘味があって美味しい」

5~6mmの幅に切られた生の白菜。芯の部分が特に甘味があって、シャキシャキとした歯触りが楽しめる。白菜というと鍋という印象が強いが、生でもクセがなく、三男も無事食べられた。

レタス:「苦味がないから食べやすい」

サラダの定番野菜であるレタスは、処理によっては独特の苦味が出る場合もあるが、いろどりセットのサラダではそんなこともなく、大変食べやすかった。

ケール:「ドクダミ茶に比べたら苦くない」

苦味の強さで知られる野菜だが、最近は苦くない品種も流通しており、生食もできるようだ。さんざん苦いと脅しておいたので、思っていたより全然苦くないと感じたらしい。それにしてもどこでドクダミ茶を飲んできたんだ。

ロメインレタス:「ケールより苦味がなくてさっぱりしてる」

ロメインレタスもレタスと比べると苦味が強い野菜だが、このサラダではそのようなことはなく食べやすい。

アーリーレッド:「ちょっとピリリとする」

いわゆる赤玉ねぎのスライス。筆者は辛味をほとんど感じなかったが、三男には少し感じられたようだ。とはいえ、普通に食べられていたので問題はないだろう。

カリフラワー:「初めて食べる。うーん、『野菜』って感じ」

我が家ではブロッコリーは頻繁に食卓にあがるのだが、カリフラワーはほとんど出さないこともあってか、当人は初めて見たと思ったらしい(給食に出ることもあると思うのだが)。茹でてあるので柔らかく食べやすいのだが、三男からは食レポとは思えない感想が。

スナックエンドウ:「嫌い。ラスボス!」

  • スナックエンドウを分解して中の豆を食べようとしている三男。それはさやごと食べるんだよ

    スナックエンドウを分解して中の豆を食べようとしている三男。それはさやごと食べるんだよ

大嫌いな豆類ということもあって、最初から警戒心MAXで接する三男。普通のサヤエンドウを食べてあまり美味しくなかったらしいのだが、スナックエンドウは甘味もあって思っていたより食べやすかった様子。「普通のサヤエンドウより食べやすい」とは言っていたものの、その後ハンバーグを食べて「美味しい……」としみじみつぶやいていた。

カットトマト:「嫌い。口内炎の跡が染みる」

豆類と並んで三男が嫌っているトマト。トマト嫌いな方は結構多いと思うが、このサラダでは1.5cm四方くらいにカットされており、食べやすい。三男は口内炎の跡に染みることもあってかなり渋々食べていた。とはいえ小さくカットされているので食べやすいことは認めたようで、最後には「トマト嫌いな自分でも食べやすい」と言っていた。

頑張って全種類の野菜を食べられたものの、サラダを半分ちょっとまで頑張って食べたところで、ドレッシングが口内炎に染みるということでギブアップ。とはいえ野菜嫌いにしてはだいぶ頑張ったと言えるだろう。最後にマンゴーを食べて「これもっと増やして」と主張していた。「口内炎さえなければ全部食べられた」とは本人の談。野菜嫌いな子でも食べられそう? との質問には「僕が食べられたんだから大丈夫だと思う」と答えてくれた(全部食べてないけど)。

  • 最後は次男に手伝ってもらって無事完食!

    最後は次男に手伝ってもらって無事完食!

「いろどりセット」は栄養バランスもよく、ほどよい量で満足感の高い食事が楽しめる、コストパフォーマンスの高いセットだ。たくさん野菜を摂りたい人はもちろん、普通のハンバーグディッシュでは量が多いと感じる人、お得に色々な種類のメニューを楽しみたいという人におすすめだ。もし野菜嫌いなお子さんがチャレンジするときは、野菜の種類や栄養価などをひとつひとつ説明しながら食べてみてはどうだろうか。

なお、びっくりドンキーでは、びっくりドンキー公式Twitterアカウント(@bikkuri__donkey)をフォローし、キャンペーン対象のハッシュタグを付けて投稿すると、抽選で60名に1万円ぶんのお食事券が当たる「いろどりセットを楽しみ尽くそう!お食事券がもらえるTwitterキャンペーン」を3月10日までの期間限定で実施している。興味のある方はぜひ参加してみていただきたい。