2022年2月26日に開催された『ポケモンGO』の「Pokémon GO Tour 2022」は、『ポケットモンスター 金・銀』の舞台・ジョウト地方のポケモンが出現する1dayイベント。トレーナーは「金」と「銀」のどちらかのチケットを購入してイベントに参加する。また、イベント期間中は、チケットを持っていない人も楽しめる無料のイベントも同時に行われた。イベントを終えたライター・岡安は、やや興奮気味に編集・安川に語りかける。
無料でも楽しめた久々の大型イベント
岡安:いやー、「Pokémon GO Tour 2022」が終わりました。今回はジョウト地方がテーマでしたが、楽しかったですねー!
安川:めずらしくテンションが高いじゃないですか。
岡安:そうですか? いつもと変わらないですよ!
安川:まあ、久々の大型イベントではありますけど。今回はジョウト地方が舞台で金と銀のどちらかを選べるようになっていたんですよね。どちらを選びました?
岡安:今回は銀です。一緒にプレイしてくれた人が金だったので。今回のTourも以前と同様に、有料チケットを購入しなかった人も楽しめるようになっていました。有料チケットを購入した人はより多くのイベントに参加できる仕様ですね。
安川:大雑把に言ってどんな違いだったんですか。
岡安:共通して参加できるのは、ルギア、ホウオウのレイド。特別な技を覚えます。ジョウト御三家やバンギラス、エーフィ、ブラッキー、マンムーはコミュニティ・デイ限定だった特別なわざを覚えられました。
安川:なるほど、コミュニティ・デイで時間内に進化させられなかった人やコミュニティ・デイ以降に『ポケモンGO』を始めた人にとってはありがたいですね。
岡安:ほかにもいろいろなタイムチャレンジに参加できました。GOスナップショットで撮影すると、ドーブルが規定回数まで必ず出現しましたね。あと、通常1日1回の特別な交換の回数は、6回まで増えました。
安川:無料でもかなり楽しめそうですね。
岡安:レイドバトルには南米限定のヘラクロスや赤道付近の一帯、日本だと沖縄にしか出現しないサニーゴが出現したので、これだけでも十分な価値がありますね。どちらも色違いがありますし。
安川:チケットを購入した人はこれに加えて、ほかのイベントに参加できたり、プレゼントがもらえたりしたんですよね。
岡安:そうです。サニーゴやヘラクロス、ルギアやホウオウなど、レイドパスがたくさん必要だったのですが、チケット購入者はリモートレイドパスが3枚入ったボックスを無料で獲得でき、ジムのフォトディスクを回すとレイドパスが最大9枚まで入手できました。
安川:色違いサニーゴ狙いの人はプレミアムレイドパスをもらうより、チケットを購入したほうがお得になりそうですね。
岡安:ほかには、ジョウトのポケモンが1時間ごとにかわるがわる登場するコレクションチャレンジもありました。ポケストップやギフトからは限定ステッカーがもらえたり、セレビィをゲットできるリサーチが用意されてたり、GOスナップショット用の伝説ポケモンも野生やおこうで出現しましたね。アンノーンはおこうでのみ出現でした。イベントでもアンノーンの色違いは出ないことが多かったんですが、今回は色違いのアンノーンも出ました。
安川:おお、岡安さんは色違いのアンノーンは出たんですか?
岡安:まあ、出なかったんですけどね。ほかにもタマゴが孵化する距離が4分の1になっていたり、ポケモンを捕獲したときにもらえるアメが増えていたり、本当にお得感がありました。
膨大なチャレンジに大忙し
安川:ほかのコレクションチャレンジはどうでしたか。
岡安:PokémonGO Festと同じような感じで、1時間ごとに出現するポケモンが変化しました。ジョウト地方のエリアに即した5つのカテゴリーがあって、それが2周する感じですね。実は寝坊して最初の1時間ができなかったので、2回目は漏れがないよう集中して捕獲しました。
安川:なるほど、イベントは12時間でしたけど、最後の2時間はすべてのポケモンが出るって感じですか。
岡安:そうですね。一応、そこまでに捕り逃したポケモンをゲットする最後のチャンスになります。コレクションチャレンジは、5つのカテゴリーの野生ポケモン以外に、おこうでのみ出現するポケモンが金と銀によって変化したり、レイドでしか捕獲できないポケモンがいたり、リサーチをクリアしないと獲得できないポケモンのチャレンジもありました。
安川:チャレンジの数はかなりのものでしたね。全部クリアできたんですか。
岡安:GOスナップショット用の伝説ポケモンは、エンテイが3回出ただけで、そのチャレンジはクリアできませんでした。ほかにも金と銀にしか登場しないポケモンは、違うバージョンの人と交換するチャレンジがありましたね。進化させないといけないポケモンもいたうえに、進化アイテムが必要なケースもあったので苦労した人は多そうです。
安川:ただでさえチャレンジが多いのに、進化まで必要となると、かなり忙しいですね。
岡安:あ、進化といえば、エーフィとブラッキーの2匹は注意が必要でした。エーフィとブラッキーは本来、相棒として一緒に10km以上歩いて、相棒にしたまま進化を選ばなければならないんですけど、今回は10km制限がなく、相棒にしていればすぐに進化できたんですよ。ただ、エーフィは昼、ブラッキーは夜に進化させなければならないので、夕方までにエーフィに進化していないと詰んでしまいました。あとはポケストップにジムトレーナーが出現し、バトルするバトル・チャレンジもあったんですけど、ポケモンのタイプ指定があって、それに苦労している人もいたようですね。
安川:なるほど。チャレンジの内容をしっかり確認していなかったり、エーフィとブラッキーの進化特性を理解していなかった人には、キツイですね。
岡安:スペシャルリサーチは基本的に制限時間がないので、イベント終了したあとにゆっくりクリアする手段もあるんですけど、今回のチャレンジにはスペシャルリサーチでしか出現しないポケモンを集めるものもあったので、これも気がつかないとクリアは無理でした。
安川:まあ、チャレンジクリアできなくてもボーナスとメダルがもらえないだけですから。スペシャルリサーチほどマストではないので、できなくてもいいと言えばいいんですけど、いろいろ見落としてクリアできないのは辛いですね。
岡安:ですね。今回はチャレンジやリサーチの量も多く、結構、作業的だったので、そこらへんを諦めて楽しむ手もありました。
安川:で、岡安さんは、スペシャルリサーチはイベント中にクリアしたんですか。
岡安:一応、クリアしました。色違いのギャラドスやマジカルリーフを覚えているセレビィがもらえました。で、クリアしたあと、続行リサーチが登場したんです。
安川:それもクリアしたんですか。
岡安:タスクのクリア条件が厳しいので、まだですね。取りあえず1段階目は終わって、シャドウホウオウAPEXをゲットできました。
安川:なんですか。シャドウホウオウAPEXって。
岡安:なんか通常のシャドウポケモンとはオーラが違い、見た目も違うやつです。スペシャル技も「せいなるほのお+」になっていました。
安川:そんなのがもらえるんですか。うーん、スペシャルリサーチと続行リサーチの分を考えてもチケットは買ったほうがよかったですね。
岡安:リトレーンするとさらに技が強化されるっぽいんですけど、もったいない気もしてリトレーンできてないんですよね。
安川:そういえば有料イベントでは野生やおこう、レイドなどすべてにおいて色違いが出やすくなっていますが、今回のイベントでの色違い獲得はどうでしたか。
岡安:よかったとは言い切れない結果でしたね。今回から実装のキリンリキ、サニーゴ、テッポウオ、オクタン、マンタイン、ゴマゾウ、ドンファン、バルキー、カポエラーは出ませんでした。まあ、初実装はいつも捕れないので通常営業です。
安川:うーん、出ている人は出ているんでしょうけど、なかなか厳しいですね。
岡安:結局、獲得した色違いは、マリル、マグマッグ×2、ソーナンス、ミルタンクの4種5匹でした。マリル以外は初ゲットだったんで、そこは良かったです。
安川:まあ、何はともあれ、楽しめたようでよかったです。時間延長や後日やりなおしみたいな不具合もなかったみたいですし。
岡安:大変でしたけど、十分楽しめましたね。本当に一日中遊べました。
安川:次の大型イベントは夏のPokémonGO Festでしょうか。今年はまたどこかのリアル会場でできるといいですね。まあ、そうなると参加抽選が実施されそうですけど。
岡安:リアルイベントに加えて、コロナ禍で続けてきたどこでも参加できる有料チケットイベントの両輪でできるといいですね。