太陽生命保険はこのほど、日本クアオルト研究所が主催する「太陽生命クアオルト健康ウオーキングアワード 2021」の受賞団体を発表した。

同社では、社会的課題である「健康寿命の延伸」に応えることを目的に、2016年6月より「太陽の元気プロジェクト」を推進。その一環として、疾病予防・健康増進に効果のある「クアオルト健康ウオーキング」の普及に取り組んでいる。

今回は、「クアオルト健康ウオーキング」の導入を目指す自治体を全国より公募。受賞した自治体には、その地域における新しいウオーキングコース整備・専門ガイド育成などの支援を行う。

受賞したのは、4団体。優秀賞には美濃加茂市(岐阜県)、東御市(長野県)、妙高市(新潟県)、特別賞には上野村(群馬県)が選ばれた。

美濃加茂市は、市第6次総合計画「まちづくり宣言」の第一に健康増進が入っているほか、里山の利活用に市民のウオーキングを推奨している。岐阜県にはすでに4自治体にクアオルト健康ウオーキングの専門コースが整備されているため、クアオルトヘルスツーリズムによる相互連携も可能とのこと。

東御市は、これまでの健康づくりの推進で行政関連部署の連携ができているほか、大学との連携で科学的検証を実施している財団法人と協力関係にあり、大きな展開が期待できるとしている。

妙高市は、健康づくりと介護予防が一体となった市民主体の健康づくりを実施している。天然温泉を利用した水中運動施設や森林セラピーロードがあるなど、複合的な健康づくりを推進できる環境と素地があるため、クアオルト健康ウオーキングの活用による健康寿命延伸と地域振興に大きな期待が持てるとしている。

上野村では、上野村産業センターが企業向けのパッケージ開発に取り組んでいるほか、大学と連携してコホート研究を実施している。そのため、医療機関や他の民間企業とも連携できる可能性があるという。