日清シスコは3月4日、「オートミール」に関する調査結果を発表した。調査は2月8日~15日、全国の15歳以上の男女12,048名(男性5,248名、女性6,800名)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、オートミールの認知率は81.3%。知っているが食べたことはないという人が最も多く50.3%、直近1年に食べた人は2割という結果に。
オートミールを食べる理由を聞いたところ、「食物繊維が多い」(54.5%)、「糖質が低い」(39.1%)、「たんぱく質が多い」(35.3%)と、栄養素に関する項目が上位に。次いで「健康維持のため」(31.4%)、「ダイエットのため」(30.5%)と続き、健康や美容を意識して食べている人が多いことがわかった。
一方、「オートミールを知っているが、まだ食べたことはない」と回答した人は50.3%。まだ食べていない理由を聞いたところ、31.0%が「美味しくなさそう」、20.6%が「食べ方が分からない」と回答した。
続いて、オートミールの食べ方を教えてもらったところ、「お米の代わりとして、お粥・リゾットのように食べる(温かくして)」(46.0%)や「白米などの代わりとして食べる(温かくして)(37.6%)など、お米の代替えメニューが多くを占める結果に。
また、「牛乳やヨーグルトなどをかけてすぐに食べる(冷たい状態で)」(32.3%)や、それを一晩おいて柔らかくして食べる「オーバーナイトオーツにして食べる(冷たい状態で)」(24.8%)など、冷たい状態で食べる人も多いよう。
オートミールを購入する際に重視する点を聞いたところ、「価格」(49.0%)や「味わい(おいしさ)」(45.9%)が上位にあがった。
オートミールの良い点を聞いたところ、「食物繊維が多い」(43.1%)、「味わい(おいしさ)」(38.3%)、「たんぱく質が多い」(38.3%)、「糖質が低い」(32.7%)が上位に。健康を意識した理由で食べている人が多いものの、健康価値だけではなくおいしさも兼ね備えている点が、食べる人が増え続けている理由と言える結果に。
一方、不満点については、「いつも同じ食べ方になってしまい飽きる」(27.2%)と回答した人がおよそ3割。アレンジのレパートリーの少なさを課題に感じているユーザーも一定数いることが分かった。