地球上には、我々人間の想像を超える不思議な生態をもったいきものが数多く存在します。たとえばこんな貝が……。
インセクトフェスティバルで見つけた。他の貝を自らの殻に取り込んでいく狂気じみた貝、クマサカガイ。(@0kamより引用)
陶芸家の岡村悠紀(@0kam)さんがツイッターに投稿したこちらの写真。クマサカガイという貝なのですが、他の貝や石、がれきなどを粘液を使って自分の殻に付着させる習性をもつのだそう。
「なぜそんなことを……? 」と思ってしまうようなこの習性の謎ははっきりとは解明されていませんが、自己防衛(捕食者に見つかりづらくなる)、薄い自分の貝殻の補強などが考えられるそうです。
このクマサカガイを見た人からは、「装飾でくっつけたのかと思ったら自ら取り込むのか」「なんておしゃれさん」「え! これ作ったのではなく自然界で本当にこうなってるんですか? 自然界すごい」と、驚きの声が。日本にも生息している貝ですが、あまり知られていないようです。
また、「ポケモンのジムバッジみたいw」「人間でいうとドクロの首飾りつけてるやばい奴だ…」「夏休みの宿題かと思った! 」と、独特な見た目からさまざまなものをイメージする人もいました。
ちなみにこの「クマサカガイ」という和名は、平安時代の盗賊、熊坂長範が道具を背負っている姿に似ているということから命名されたという説もあるそうです。それを知ると、「海の盗賊」にも見えてきました。
世界にはこんな不思議ないきものが生きていると思うと、なんだかワクワクしますよね。
インセクトフェスティバルで見つけた。他の貝を自らの殻に取り込んでいく狂気じみた貝、クマサカガイ。 pic.twitter.com/s6Db2ppYlI
— 岡村悠紀 (@0kam) March 6, 2022