フジテレビは7日、4月改編説明会を行い、水曜22時枠にドラマ枠を新設する狙いを説明した。

  • 『ナンバMG5』に主演する間宮祥太朗=フジテレビ提供

4月改編では水曜22時にドラマ枠を新設し、間宮祥太朗主演『ナンバMG5』が、4月13日にスタート(初回15分拡大)。中村百合子編成部長は「枠のコンセプトは“New Hero”。5つ目となるドラマ枠ですので、よりコンセプチュアルにすることで既存枠との差別化を図りながら、視聴者に深く刺さるエキサイティングなドラマをラインナップしていきたいと思います。特に、若年視聴者層を意識していきますので、配信戦略にも叶う枠になっていけると考えております。さらに、外部プラットフォームとの連携や、映画化連動など様々な協業や仕掛けにもトライし、期待感を生み出せる枠を目指しております」と説明した。

プロデューサーは、今作がチーフデビューとなる栗原彩乃氏。「私が中高生時代は学園ドラマがまだたくさん放送されていて、私も『ウォーターボーイズ』などを見てこの業界を志したので、今回久々にフジテレビで学園ドラマが作れるということにすごくうれしく思います。“お仕事モノ”とは違った新しいジャンルを開拓できればと思います」とした上で、「コメディでもあり、ヒューマンでもあるので、笑って泣けるというものの代名詞になるような作品になればと思っております」と意気込みを語る。

水曜22時枠は、日本テレビが“お仕事モノ”を中心に編成するドラマ枠となっており、4月からは、今田美桜主演『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』がスタート。ここにぶつけた狙いについて、中村編成部長は「編成戦略的にいろいろ熟考を重ねて、結果この枠でドラマをやることに決めました。テーマのジャンルで差別化を図るということではなく、我々が描きたいニューヒーロー像を疾走感あふれる作風で次々と打ち出していくことを考えております」と強調した。

なお、現在水曜22時台で放送されているバラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』は、月曜23時台に移動する。

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