お笑いコンビ・平成ノブシコブシの徳井健太が4日、ABEMA『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(毎月第1~3金曜 21:00〜、第4金曜 地上波放送終了後~)に出演。“ネタは天才的に面白いのに、それに見合った世間の評価を受けていない芸人”をテーマに特別授業を行った。

  • 平成ノブシコブシ・徳井健太

授業の冒頭、徳井は「芸人の世界は非常に難しくて、ネタが天才的に面白いのに、それに見合った世間の評価を受けていない芸人がたくさんいる。私はそれが悔しくて悲しくて、なんとかしたい」と今回の授業にかける思いを語り、「芸人だけでなくビジネスマンにも通ずるところがあると思うので、皆さん耳をかっぽじってお聞きいただきたい」と意気込んだ。

徳井が1組目の芸人として挙げたのは、お笑いコンビ・カリカ。ネタ作り担当の家城啓之(マンボウやしろ)とツッコミ担当の林克治氏で活動していたが、2011年にコンビを解散。徳井は「一言で表すならば“センスあふれるコント師”」と紹介し、「伏線回収のコントや漫才は、全部カリカさんが始めたと言っても過言じゃない」と絶賛した。

そして、そんなカリスマ性あふれるカリカについて、徳井は「先輩芸人にかわいがられない」という“しくじった”特徴を持っていたのではないかと考察。その理由として「(先輩芸人は)カリカの前ではセンスをはかられている気がしてビビってしまう」と分析した。

また、数あるカリカのネタの中で、徳井が最も衝撃を受けたのは“漫才”だったと語り、カリカが『M-1グランプリ』準決勝に出るネタを練習しているところを見て「優勝できる!」「大スクープだ!」と、大興奮したと回顧。“このネタなら本当に優勝できる”と確信めいたものを持っていた徳井だったが、結果、カリカは準決勝で敗退することに。

準決勝敗退後、家城は「ゼロイチは作れるが、その時点で自分の欲は終わる。それを100まで叩き上げないと決勝には行けないんだな」と語っていたそうで、徳井は「いろいろなことをたくさんやってきたけど、全部100まではやらなかった。本人曰く、それで満足しちゃうと言っていた。自分も納得してるし、世間も褒めてくれるし、“十分でしょ”ってなって新しいことに行っちゃう」と、家城の言葉にカリカが大成しなかった理由があったのではないかと推測した。

また、授業の終盤、2組目の“ネタは天才的に面白いのにまだ大成していない芸人”として、徳井が挙げたのは、ボケ担当の清人、ツッコミ担当の佐田正樹からなるお笑いコンビ・バッドボーイズ。“九州最大の暴走族のメンバー同士で組んだヤンキーコンビ”で「僕が一番好きな芸人」と紹介した徳井は、「ぜひ佐田さんと清人さんの自叙伝を読んでください。涙なくしては読めない」と続ける。

そして、「ちょっとした話でいうと……」と、芸人の道へ進むと決めたバッドボーイズの2人に起きた仲間との“ある出来事”や、ピュアで優しい人柄がにじみ出る清人と祖母のエピソードなどを語っていくのだが、感極まって言葉を詰まらせてしまうという事態に。そんな徳井の様子に、共演者たちは「自分のトークで泣きそうになってる!」「早いって!」と爆笑していた。

なお次回11日の配信では、3組目の“ネタは天才的に面白いのにまだ大成していない芸人”について授業が展開される。

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