パソコンやスマートフォンで「PDF」を扱う機会が増えました。オンラインショッピングの領収書など民間企業の書類のみならず、公的機関の申請書の類いもPDFという時代ですから、うまく扱えないことには時代に取り残されてしまいます。
そのPDF、読むだけでしょうか? パソコンで作成した文書をPDFとして出力し、それをメールに添付するか、WEBサイト上で公開することがPDFの一般的な配布スタイルですから、iPhoneで利用する場合は閲覧(リードオンリー)になりがちですが、iPhoneにもちょっとした編集機能が用意されているのです。
ダウンロードされたPDF(ファイルアプリで保存)、またはメールアプリに添付されたPDFを開くと、iOSに標準装備のPDFビューアで開かれます。そのPDFが編集可能な場合(PDF作成者の設定によります)、画面左端を右方向へゆっくりスライドすると、PDF各ページのサムネイル画像が現れます。このサムネイルを操作することで、ページの削除や移動、回転といったPDFの基本的な加工が可能になります。
たとえば、PDFに含まれる不要なページを削除するとします。その場合、対象のページを選択し(タップしてグレー表示)、中央に現れた「…」ボタンをタップして「削除」を選択しましょう。そのページはPDFから取り除かれ、PDF全体のページ数も1ページ減少します。
ページを削除するなど変更をくわえたPDFは、ファイルアプリを使いiCloudストレージなどの領域へ保存すれば再利用が可能です。マークアップ機能を使えば文章の追加など高度な編集も可能ですから、iPhoneで受け取ったPDFに少し手をくわえたい、というとき便利に使えますよ。