NTTグループは3月4日、日本発・ウクライナ着の国際通話/国際SMS送信、ウクライナ渡航者の音声通話/SMS/データ通信を無償化すると発表した。対象となるのは日本時間の3月1日~3月31日の利用分。
これは昨今の情勢を鑑み、料金を気にすることなく情報収集や安否確認などができるようにするための措置。ソフトバンクも同日に国際通話・国際SMS送信の無償化を発表しており、3月3日に発表されたKDDIの同様の対応、ソフトバンクの国際ローミング無償化と合わせ、大手キャリア3社の足並みが揃ったことになる。
無償化の対象となるのは以下のサービス。無償化分については、3月分の利用料金をいったん請求したうえで4月分以降の請求においての返金対応となる場合があるとしている。
国際電話サービス
NTT東日本/NTT西日本/NTTコミュニケーションズ/NTTドコモの契約者に対し、日本発/ウクライナ着の国際電話料金を無償化する。NTT東日本/NTT西日本については「ひかり電話」の契約者が対象。
国際SMSサービス
NTTドコモ回線の契約者、NTTコミュニケーションズのサービス契約者に対し、日本発ウクライナ着の国際SMSの送信料金を無償化する。
国際ローミングサービス
NTTドコモ回線の契約者にに対し、ウクライナ渡航中の音声通話/SMS/データ通信の料金を無償化する。データ通信料金の無償化は、「パケットパック海外オプション」の定額料金、「海外パケ・ホーダイ」「海外1dayパケ」「ドコモケータイ(iモード)からの通信」などの料金を無償化することで対応する。なお、ahamo加入の場合、ウクライナは海外データ通信サービスの対応エリア外となるため、データ通信は利用できない。