ヤマハは、同社のエレクトリック・ギター「REVSTAR(レヴスター)」シリーズの新製品として3グレード7モデル23品番を2022年3月9日に発売する。価格は77,000円〜286,000円。
今回発売となる「REVSTAR」シリーズは、1960年代のロンドンで生まれたカスタムバイクのスタイル「カフェレーサー」のイメージという発売当初からのコンセプトはそのままに、現代ギタリストのニーズに応える音、デザイン、演奏感を求め、6年ぶりにフルモデルチェンジした製品となる。新しいカラーに加え、左利き用モデルもラインアップし、さまざまなジャンルの音楽シーンにマッチした幅広い好みや用途に対応する。
プロフェッショナルのニーズにも応える「RSP(プロフェッショナル)」、上位グレードの機能を厳選し搭載したスタンダードグレードの「RSS(スタンダード)」、エントリーグレードの「RSE(エレメント)」という3グレードで7モデル23品番の展開でとなっている。ヤマハの音響解析や3Dモデリングを活用した設計プロセス「アコースティック・デザイン」により、軽量化を目的として内部に空洞を持たせる「チェンバー構造」を独自設計し、ギター本体の振動を最大限に引き出すアコースティックサウンドを実現。ネックとボディにはカーボンファイバー素材を仕込み、一音一音がきれいに響くクリアーで抜けの良いサウンドが得られるようになっている(ネック:「RSP」/「RSS」、 ボディ:「RSP」のみ)。 「RSP」と「RSS」には音の位相をわずかにずらしたフェイズサウンドも得られる「5ポジションセレクタースイッチ」、電池を必要としない小型電源トランスで中音域を引き立てる「フォーカススイッチ」が、「RSE」には、3段階のピックアップセレクタースイッチに加え、きらびやかなハイトーンとバランスの良いクリーントーンを生み出す「ドライスイッチ」が装備されている。
また、従来より1.5フレット深いネックジョイントと軽量ペグ、独自形状のストラップピンを採用することでボディの重心を安定させ、演奏中にヘッドが下がることのない構造に仕上げており、さらに、しっかり体にフィットするよう、これもヤマハ独自の、背面とトップの体と肘があたる部分を斜めに削り落とす「コンター加工」を施すなど、長時間の演奏を快適にこなせるようなデザインが取り入れられいる。ネックはサテンフィニッシュ仕上げ、ジャンボフレット、ヤマハ独自のセットネックジョイントを採用し、よりスムーズなフィンガリングができる加工を施した。
価格は以下の通り。
- RSP20 MLB,SWB/286,000円
- RSP20X RBC/286,000円
- RRSP02T CPG,SWB/286,000円
- RSS20 BL,FGR,HML,SWB,VW/114,400円
- RSS02T BL,HML,SSB,SWB/114,400円
- RSS20L BL,SWB/121,000円
- RSE20 BL,NYW,RCP,SWB,VW/70,400円
- RSE20L BL,SWB/77,000円
品番の数字・アルファベットは、 仕様・カラーを表している。「20」はハムバッカーを2つ搭載、「02T」はP90タイプのシングルコイルピックアップをしたモデルで、「20L」は左利き用モデル。カラーはそれぞれ、BL(ブラック)、CPG(クリスプゴールド)、FGR(フレッシュグリーン)、HML(ホットメルロー)、MLB(ムーンライトブルー)、NYW(ネオンイエロー)、RBC(ラスティーブラスチャコール)、RCP(レッドカッパー)、SSB(サンセットバースト)、SWB(スウィフトブルー)、VW(ヴィンテージホワイト)を示している。