ウェザーニューズは3月4日、iOS/Android向けアプリ「ウェザーニュース」の新機能として、「黄砂レーダー」の提供を開始した。

  • ウェザーニュースアプリに「黄砂レーダー」が登場

    ウェザーニュースアプリに「黄砂レーダー」が登場

1kmメッシュという高解像度の予測データを地図に重ねて表示し、自宅や会社など生活圏での黄砂予測をピンポイントに確認できる。72時間先まで、1時間ごとの予測情報を見られる。「少ない」「やや多い」「多い」「非常に多い」の4段階でリスクが可視化され、外での行楽を控えたり、洗濯物を部屋干しにしたりといった黄砂対策に役立つ。

黄砂レーダーの実現には、独自の大気化学輸送モデルを用いている。公的機関による観測データだけでなく、ライブカメラの映像やウェザーニュースユーザーから寄せられるリポートを組み合わせることで精度を向上した。

黄砂は主に中国大陸内陸部の砂漠などから巻き上げられ、偏西風に乗って日本に飛来する。砂漠を覆う雪がとける春に飛びやすく、車や洗濯物の汚れ、黄砂に付着した大気汚染物質によるアレルギーなどの被害がある。ウェザーニューズによれば、提供開始翌日となる3月5日は西日本を中心に黄砂の飛来が予想されているという。

  • 「黄砂レーダー」の画面イメージ

    「黄砂レーダー」の画面イメージ