NTTドコモは3月4日、2026年3月に予定している「FOMA」「iモード」のサービス終了に向け、FOMAとiモードを振り返るWebムービー「iモード卒業公演」を公開した。iモード全盛期を再現した特設Webサイトも用意され、「iモード卒業公演」に“出演”している携帯電話端末を紹介している。
Webムービー「iモード卒業公演」には歴代の400台以上のフィーチャーフォンが登場。着信音で「仰げば尊し」と「歓喜の歌」を奏でながら、iモード全盛期の“あるある”やトレンドを盛り込んだ内容となっている。
流れる楽曲は、人気トラックメーカーであるSTUTSさんがフィーチャーフォンの着信音や動作音をサンプリングし、制作したもの。着信音が単音から和音、音源へと進化した歴史を表現しており、バイブ音や開閉時のパカパカ音、カメラのシャッター音なども使用している。
また「iモード卒業公演」特設Webサイトでは、フィーチャーフォンで使われていた絵文字やフォントを使用し、iモード全盛期のWebサイトを再現。「卒業生の紹介」として、「iモード卒業公演」に登場するさまざまな機種を紹介している。
2001年10月に提供開始された3G通信サービスのFOMA、1999年2月提供開始のiモードは、4Gの普及による市場環境の変化や5Gへの経営資源集中のため、2026年3月31日をもってサービス終了を予定している。ドコモ以外のキャリアでは、auが3Gサービス「CDMA 1X WIN」を2022年3月末で終了予定。ソフトバンクは2024年1月下旬に3Gサービスの終了を予定している。