フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、令和の時代に「丁稚奉公」で職人を目指す家具製作会社・秋山木工に飛び込んだ若者たちを追った『ボクらの丁稚物語2022 ~涙の迷い道と別れ道~ 後編』を、6日に放送する。

  • 技能五輪に挑む佐藤さん(左)と山田さん=フジテレビ提供

横浜市にある家具の製作会社・秋山木工では、一流の職人を目指して入社した新人たちが、住み込みで5年間修業する、いわゆる“丁稚奉公”を行っている。酒もタバコも恋愛も禁止、ケータイ電話は私用で使えず、家族への連絡は手紙だけ。さらに、修業期間は、男性も女性も丸刈りだ。

2021年春。秋山木工に入社した2人の新人の指導役を任されたのは、2017年に京都大学を中退して入社した内藤さん(27)と同期の2人、そして2019年に入社した山田さん(20)。実はこの半年前、山田さんは3人の先輩たちへの不満から、会社を飛び出してしまった。以来、先輩と後輩の関係は悪く、その溝は深まるばかり。社長からは、新人の指導を巡って「もっと命懸けでやれ」と叱られる毎日だ。

そんな中、若手職人日本一の技術を競う技能五輪に、2017年組の佐藤さん(22)と山田さんが、秋山木工の代表として出場することに。会社の伝統と誇りを背負い、ライバルとして競い合う先輩と後輩。しかしこの2人が、秋山木工を大きく揺るがす事態を引き起こすことに…。

厳しい修行に臨む若者たちの迷い道と別れ道。一流の職人への道を歩む令和の丁稚たちの5年間の記録を、女優・大島優子のナレーションで追っていく。

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