トナリスクは3月2日、「子育て家庭の引越し」に関する調査の結果を発表した。調査は2021年12月14日〜15日、直近3年以内に引越し(戸建、マンション購入)をした未就学児がいる20代〜50代の男女1,012人を対象にインターネットにて行われたもの。
まず、引越し後に「引越し前にもっと引越し先のこと(町・周辺環境・物件)を調べておけばよかった」といった後悔があるかどうかについて尋ねてみた。すると、12.7%が「後悔がある」、34.7%が「少しだけ後悔がある」、52.6%が「後悔はない」と回答した。男女別では、女性の方が後悔する割合が高くなる事も分かった。
年代別で見ると、20代では21.4%が「後悔がある」、35.9%が「少しだけ後悔がある」と合わせて6割弱が後悔しているという結果となっている。
後悔した内容について尋ねてみると、「物件の内装・間取り・設備に不足があった」が最も多く30.1%であった。次いで、「保育園や学校へのアクセスが悪かった」(23.4%)、「夜の環境(夜道の暗さ)が悪かった」(19.8%)、「買い物がしづらい」(19.4%)が続いている。
続いて、物件の内装・間取り・設備について重視した点について聞いてみた。すると、「リビングダイニング・対面キッチンなど(子どもと生活しやすい)」が55.7%で最も多く、次いで「子どものための部屋」(52.7%)、「納戸・クローゼット」(40.3%)が続いた。
物件を選ぶ際に、子育てに対する隣人の理解度などを確認したかどうかについては、「引越し前に確認した」は18.9%、「気になったが確認しなかった(できなかった)」は38.9%、「確認しなかった(気にしなかった)」は42.2%であった。
確認した人からは、「事前に挨拶に行った」「販売・建築会社から教わった」「下見に出掛けた際に隣人と会えたので」といった声が上がっている。