土地活ナビを運営するウィルファクトリーは3月1日、「コロナ禍が及ぼす住宅ローンへの影響」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2月9日〜12日、現在住宅ローンを利用中の全国の男女304人を対象にインターネットにて実施したもの。
まず、コロナの影響で住宅ローン返済が苦しくなったと感じるか質問。すると、9.4%が「とても苦しくなった」、25.3%が「やや苦しくなった」と回答し、合わせて34.7%が苦しくなったと実感している事が分かった。
次に、金融機関によるコロナ対策支援(住宅ローンの返済猶予等)に興味があるか尋ねたところ、8.5%が「とても興味がある」、29.7%が「やや興味がある」と回答。合わせて38.2%が興味を持っている事が判明した。
住宅ローンは他の金融機関に借り換えできる事については、28.6%が「知らなかった」と答えた。年齢別で見ると、「知らなかった」の回答率が最も高かったのは25歳〜34歳の若年層で41.8%となっている。
また、コロナの影響で住宅ローンの返済が苦しくなった人のうち37.8%が住宅ローンを他の金融機関に借り換えできることを知らなかった事も判明している。一方で、苦しくなったと感じていない人では「知らなかった」という回答は24.1%にとどまっている。
今後の住宅ローン返済に不安を感じるかどうかについては、9.7%が「とても不安」、51.2%が「やや不安」と答えており、合わせて60.9%が不安を感じているという結果になった。
また、「とても不安」と答えた人のうち44.2%が住宅ローンを他の金融機関に借り換えできる事を知らなかった事も分かっている。