大東建託は3月2日、いい部屋ネット「街の住みここち沿線ランキング2021<愛知県版>」の結果を発表した。同ランキングは2019年~2021年の3カ年分の回答を累積・集計したもので、愛知県の43沿線居住の34,478名を対象にインターネットで行われた。

  • いい部屋ネット「街の住みここち沿線ランキング2021<愛知県版>」TOP18

    いい部屋ネット「街の住みここち沿線ランキング2021<愛知県版>」TOP18

街の住みここち沿線ランキング2021<愛知県版>の1位は、「リニモ(藤が丘~八草)」(偏差値72.7、25㎡家賃相場5.8万円)だった。居住者からは、「子供もとても多いので子育てしやすい」「戸建てやマンションがどんどん建って、街並みがきれい」「子供の医療費がかからない。予防接種もほぼ無料なためありがたい」「地価が安く、広い土地を購入できた」「全ての科の病院がそろっており、大学病院もあり安心。若い世代が多く活気がある」といった評価が寄せられた。

2位は「地下鉄東山線(伏見~藤が丘)」(同69.4、6.0万円)で、「治安がよく子育てしやすい環境」「閑静な住宅地の文教地域」「街全体が清潔で過ごしやすい。お買い物や飲食店に困る事はなく、交通事情もとても良い」といった声が。

3位には「地下鉄名城線(西高蔵~茶屋ケ坂)」(同68.7、5.5万円)がランクイン。「行政サービスが手厚い。全国的にも福祉サービスが格段に充実している」「車での移動が必須ではあるが、大型の商業施設も格安のスーパーも生活圏内にあって便利」「治安が良く、災害に強く、安心して住める」といった声が寄せられた。

以下4位「地下鉄桜通線(中村区役所〜徳重)」、5位「地下鉄鶴舞線(伏見〜赤池)」、6位「名鉄瀬戸線(栄町〜喜多山)」、7位「地下鉄名城線(砂田橋〜金山)上飯田線」、8位「東海交通事業城北線(勝川〜枇杷島)」、9位「ゆとりーとライン(大曽根〜小幡緑地)」、10位「地下鉄鶴舞線(上小田井〜丸の内)」と続き、TOP3は昨年から順位変動はあるものの、同じ顔ぶれとなった。

  • 街の住みここち沿線ランキング2021<愛知県版>TOP18の因子別評価

    街の住みここち沿線ランキング2021<愛知県版>TOP18の因子別評価

因子別にみると、上位の沿線は特に「イメージ」因子の評価が高く、TOP3はいずれも偏差値70台。

TOP10内では「生活利便性」「交通利便性」「行政サービス」「親しみやすさ」因子において偏差値60以上の高い評価を得ている沿線が、今回も引き続き上位に。一方で上位沿線の多くは、「物価・家賃」因子、「自然・観光」因子の偏差値が50未満のため「-」表示となっており、街の住みここち沿線ランキングとしての評価をする上では、他の因子に比べてあまり重要視されていないことがわかった。

TOP18の平均家賃相場については、5万円台という結果に。唯一12位の「豊橋鉄道東田本線(駅前~赤岩口)」は、「行政サービス」「静かさ治安」「物価・家賃」「自然・観光」の4つの因子でTOP10内に入る評価を得ているにも関わらず、平均家賃相場は3万円台となっており、コストパフォーマンスの良い沿線と言える結果となった。