日産自動車は4月下旬、「キャラバン」のディーゼル車をマイナーチェンジして発売する。

  • 「キャラバン」ディーゼル車をマイナーチェンジ ※「バン GRAND プレミアムGX 2WD」(ミッドナイトブラック)

「キャラバン」のディーゼル車は、2021年10月にマイナーチェンジした「キャラバン」のガソリン車と同様にデザインを一新。ダイナミックで力強く存在感を増したエクステリア、黒を基調とした落ち着いた雰囲気のインテリアなどを備えている。ボディカラーには「ピュアホワイトパール」「ミッドナイトブラック」「ステルスグレー」の3つの新色を追加した。

  • 昨年10月にマイナーチェンジした「キャラバン」ガソリン車と同様にデザインを一新

  • ボディカラーに「ピュアホワイトパール」「ミッドナイトブラック」「ステルスグレー」の3つの新色を追加 ※「バン EX 2WD ボディカラー」(ピュアホワイトパール)

また、歩行者の検知も可能な「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や、「インテリジェント アラウンドビューモニター」「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進安全技術を新たに装備。安全性能を大幅に向上させ、ディーゼル車においても全車「セーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)」の対象とした。

  • 安全性能を大幅に向上させ、全車「セーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)」の対象に

さらに、運転の疲労を軽減する「スパイナルサポート機能付きシート」を全車標準装備とした。パワートレインには、新ディーゼルエンジンと7速トランスミッションを採用し、静粛性とスムースな加速を両立。ユーザーの要望に応え、専用内外装の仕様を施した最上級グレード「GRAND プレミアムGX」を新設定した。

  • 「スパイナルサポート機能付きシート」を全車標準装備 ※「キャラバン DX」2分割上級セカンドシート

今回刷新したディーゼルエンジンは、高い環境性能と力強い走りを実現。排気処理に尿素SCRシステムを採用することで、平成30年排出ガス規制に適応したクリーンな排気により、排気性能とCO2低減を高次元で両立した。

併せて、多段化した7速トランスミッションの採用により、燃費性能は12.4km/Lから13.9km/L(JC08モード)と12%向上。動力性能はクラストップのトルクをさらに進化させ、最大トルクは356Nmから370Nmとし、加速性も向上している。

今回のマイナーチェンジを機に、ガソリン、ディーゼルのマニュアルトランスミッションとディーゼル車のワイドボディは廃止した。

全国希望小売価格は2WDロングボディ309.54万円〜387.97万円、2WDスーパーロングボディ325.49万円〜356.95万円、4WDロングボディ339.68万円〜418.22万円、4WDスーパーロングボディ355.52万円〜386.98万円。

  • 「キャラバン チェアキャブ 車いす1+1名仕様」

なお、日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンは、「キャラバン」をベースとした特別仕様車「プロスタイル」および車中泊仕様車、ライフケアビークル(LV)「チェアキャブ」「ワークユースビークル」シリーズのディーゼル車をマイナーチェンジし、4月下旬 に発売する。