KDDI/沖縄セルラーは3月3日、ウクライナへの国際電話・SMS、ウクライナへ渡航中のユーザーの国際ローミングサービス利用を無償化すると発表した。対象となる期間は3月1日から3月31日まで。
これは昨今の情勢を鑑み、料金を気にすることなく情報収集や安否確認などができるようにするための措置。同日には、ソフトバンクも同趣旨でウクライナ渡航者のデータ通信利用を無償化することを発表している。
【3月5日12時45分追記】3月4日にNTTグループも同様の対応を発表した。またソフトバンクも同日、国際電話/SMSの無償化を発表している。
無償化の対象となるのは以下のサービス。無償化分については、3月分の利用料金をいったん請求したうえで4月分以降の請求においての返金対応となる場合があるとしている。
国際電話サービス
日本発/ウクライナ着の国際電話料金が無償化される。対象となるのは下表のとおり。
発信側契約回線 | 利用サービス(ダイヤル方法) |
---|---|
au ひかり電話/au ひかりちゅら電話 | 001 国際(001-010~) |
ホームプラス電話 | |
ケーブルプラス電話 | |
ケーブルプラス光電話 | |
ホーム電話 | |
KDDI-IP 電話 | |
光ダイレクト | |
他社固定回線 | |
au | au 国際(010~)、001 国際モバイルトーク(001-010~) |
UQ mobile | |
povo1.0/povo2.0 | |
他社モバイル回線 | 001 国際モバイルトーク(001-010~) |
なお、001 国際モバイルトークは2022年3月31日をもってサービス終了の予定。
国際SMSサービス
au/UQ mobile/povo1.0/povo2.0の利用者に対し、日本発ウクライナ着の国際SMSの送信料金を無償化する。
国際ローミングサービス
ウクライナへ渡航中のau/UQ mobile/povo1.0利用者に対し、音声通話/SMS/データ通信の料金を無償化する。データ通信料金の無償化は、「世界データ定額」「海外ダブル定額」の料金を無償化する形で実施する。