三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズは、家庭用ルームエアコン「ビーバーエアコン」の2022年モデル(4シリーズ・計23機種)を4月1日から順次発売する。
省エネ性に優れた最高級モデルの「Sシリーズ」は、適用畳数が6畳~18畳の6機種。寒冷地ハイスペックモデルの「SKシリーズ」は、適用畳数が8畳~18畳の4機種。フィルター自動清掃機能を備えた高機能モデルの「Rシリーズ」は、適用畳数が6畳~18畳の6機種。標準モデルの「Tシリーズ」は、適用畳数が6畳~18畳の7機種。価格はいずれもオープン。
全シリーズとも、スマートフォン連動による外出先からの操作に対応(※別売部品の無線LANインタフェースとの接続が必要)する。
RシリーズとTシリーズのリモコンにダイレクトボタンを新採用。操作性が向上した。従来、運転を開始するには運転ボタン、およびモード切替ボタンの2つを操作していたが、新リモコンでは暖房・冷房・自動・送風・ドライの各ダイレクトボタンを押すだけで運転を開始できる。設定温度は0.5度刻みで設定可能だ。室内機の高さを250mmに抑えたコンパクト設計によって、ハイサッシや下がり天井といった隙間スペースにも設置できるとしている。
SシリーズとSKシリーズは、人の動きを検知して設定温度を自動調節する人感センサー機能を搭載。人の不在を検知して、冷やし過ぎ・暖め過ぎを抑え、一定時間不在を検知すると自動停止して省エネ(節電)運転を行う。このほか、風量・風向の自動制御で部屋を均一に効率よく冷暖房する「おまかせセンサー気流」機能も備える。
全シリーズ共通の機能として、バイオクリアフィルターに吸着した汚れを酵素と尿素の力で抑制する「バイオクリア運転」、少ない電力で大風力を吹き出しつつ音や振動を抑えながら遠くまで風を届ける「JET気流運転」、エアコン付近をすばやく冷暖房する「ワープ運転」などを搭載。