鉄道・運輸機構は、北海道新幹線長万部駅のデザインコンセプトについて、長万部町から受領したと発表した。長万部駅のデザインコンセプトは「湯けむり香る噴火湾、人と時代の交差点」となる。

  • 長万部駅を発車する函館本線の普通列車

  • 長万部駅の現在の駅舎

鉄道・運輸機構では、利用者に喜ばれ、便利で使いやすい駅、地元に愛される駅を地域の人々と協働して作り上げるという基本姿勢の下、地元自治体が作成したデザインコンセプトをもとに駅の設計を行っている。

長万部駅については、2021年5月6日に長万部町へ作成を依頼。長万部町からデザインコンセプト「湯けむり香る噴火湾、人と時代の交差点」の提案を受領したとのこと。長万部町では、内浦湾を「噴火湾」と呼び、親しんでいること、市街地に温泉がある街でもあることを表現するとともに、古くから鉄道の要衝であったこと、新幹線駅となって、交通拠点としてますます繁栄することを期待する思いが込められている。

今後、このデザインコンセプトをもと、鉄道・運輸機構が駅のデザイン素案の検討を進め、長万部町へ提案する予定となっている。