今年のバレンタインも、チョコに関する話題で盛り上がったTwitter。そんななか「これが私の手作りチョコです」という一言とともに投稿された、あるチョコレートが話題になりました。
投稿者は、ハンドメイド作品を手掛けるイシバシエレクトロニクスさん(@ishibashi_elect)です。美味しそうなチョコレート、みんなが驚いた理由とは……?
これが私の手作りチョコです(@ishibashi_electより引用)
シックな箱にずらりと収まったトリュフチョコレート。美味しそうですが、気になるのは箱の背後にある大きなチョコレート。ちょっと大きすぎませんか?
イシバシエレクトロニクスさんが箱を持ち上げ、中のチョコレートを見せてくれますが……あれ?
なんだか……
思っていたよりも小さい……? この「極小チョコレート」、なんとその正体はミニチュア。イシバシエレクトロニクスさんは、ミニチュア洋菓子店「pont de pierre」を手掛けており、これはその作品だそう。
これが私の手作りチョコです❤️#バレンタインデー pic.twitter.com/C5rNtntaUX
— イシバシエレクトロニクス (@ishibashi_elect) February 13, 2022
バレンタインにツイートされたこの投稿は、3.9万いいね、7,000件以上のリツイートと、大きな反響を呼んでいます。ミニチュアなので実際は食べられませんが、こんなにミニサイズでもツヤツヤと美味しそうな色合い。なんだかチョコレートの良い香りもしてきそうです。
「えーと……食べちゃっていいんですよね? 一瞬でなくなりますけど」「美味しそう! でもちょっと量が足らないかな……」「わぉ 食べたいなぁ」と、思わず「食べたい!」という声も続出。あっという間に食べきっちゃいそうですが、どんな味がするのか想像したら楽しそうですよね。
このリアルなミニチュアのトリュフチョコレート、どんなこだわりが詰まっているのでしょうか。投稿者のイシバシエレクトロニクスさんにお話を伺いました。
ミニチュアチョコ、製作のこだわりは?
――ぎっしり詰まったミニチュアのトリュフチョコレート、思わず食べたくなってしまいますが、どのような素材で作られているのでしょうか。
素材は樹脂粘土です。フェイクスイーツのミニチュアアートですので、食べられませんが、ずっと目で楽しむことができます。
――作られる際にこだわられたポイントはありますか?
こだわりのポイントは、ショコラの質感です。ミニチュアにおけるショコラ制作は、簡単なようで難しいと思っています。モノマネでも特徴が少ない人ほど、マネしにくいというように。
ケーキなどに比べて、色も茶系が多く、形も四角や丸といった単純な形が多いので、美味しそうに思っていただけるよう、チョコレートの色味や表面の質感にこだわりました。本物のショコラがもつ、内側から出る自然なテカリや髪の毛より細くトリュフのラインを描けるよう工夫しました。
とてもリアルなチョコレート、実際に口にすることはできませんが、もしひと口食べられたら、イシバシエレクトロニクスさんの技術とこだわりが詰まった濃厚な味がしそうです。