ヤフーは3月2日、iOS/Android向けアプリ「Yahoo! MAP」において、バス利用時のルート検索機能を改良した。

  • 「Yahoo! MAP」のバス検索が改良された

    「Yahoo! MAP」のバス検索が改良された

Yahoo! MAPは、街歩きに最適化されたシンプルな機能やデザインを特徴とする地図アプリ。一方で、ナビや地図関連の機能をひとつのアプリで済ませたいというユーザーの声もあり、2021年秋から車や公共交通機関での移動にも守備範囲を広げている。これまでに、Yahoo!カーナビやYahoo!乗り換え案内の一部機能を取り込んだ。

今回のアップデートは、バスを利用する際の分かりにくさや不安を解消するねらい。バスを使用するルートを検索する際、新たに追加された「のりばを地図で見る」という項目をタップすると、駅前のロータリーなど、複数の乗り場があるような迷いやすい場所でも詳細を確認できる。

乗り場のほかにも、行先や系統番号、出発時刻などの情報をまとめて地図上に吹き出しで表示する。地図表示と同時にこれらの情報をまとめて見られるようになるため、迷わず目的のバスに乗りやすくなる。

  • バス停の場所、バスの出発時刻/行先/経路番号を1画面でまとめて見ながら探せる

    バス停の場所、バスの出発時刻/行先/経路番号を1画面でまとめて見ながら探せる

また、これまでは上下線の中心付近が地図上でのバス停とされており、バス停までの徒歩案内に従うと道の反対側に誘導されてしまうということが起きていたが、改良後は上下それぞれに正しい地点が設定される。

アップデートに合わせて、東京都、埼玉県、神奈川県の約1万7,000カ所のバス停情報を追加。新情報は「Yahoo!乗換案内」「Yahoo!路線情報」にも反映されている。

  • 上下線のバス停の表示がそれぞれ正しい位置となるように改良

    上下線のバス停の表示がそれぞれ正しい位置となるように改良