リコーイメージングは3月1日、2022年1月20日に発表した新事業体制への取り組みの第1弾となる「PENTAX共創プロジェクト」(PENTAX Co-Creation Project)を開始すると発表した。新しいECサイトを開設するほか、クラウドファンディングを用いた販売も実施する。PENTAXファンミーティングの定期開催も目指す。残念ながら、リコーイメージングスクエアのギャラリーの閉館が発表された。

  • リコーイメージングが新体制「PENTAX共創プロジェクト」を発表した

このプロジェクトは、PENTAXユーザーを含めた顧客との接点のを増やしながら、顧客との双方向のコミュニケーションを強化することを目指すもの。

具体的な取り組みとして、新規ECサイトを4月1日から開始する予定だ。出店予定先となっているのは、同社オンラインストア、Amazon、楽天市場、PayPayモール。取り扱う製品は、現行のPENTAX製品や直販限定品などになる。これまで不定期開催だったPENTAXファンミーティングや体験イベントなど、各種イベントの定期開催も目指す。

クラウドファンディングを活用した「工房的ものづくり」も開始予定。第1弾として、2021年11月27日に開催したオンラインファンイベント「PENTAX ミーティング オンライン 2021」でアンケート一番人気だったモデルの製品化を目指していく。少量限定で、希少価値の高いモデルを熱望するファン向けの企画となる。

  • 熱心なファンが「欲しい」と考える特別な製品を、直販やクラウドファンディングで少量限定で販売するスタイルに転換する

リコーイメージングスクエアの改編については、国内のショールーム、サービス拠点の見直しを実施。新拠点については、2022年の夏ごろをめどに東京に開設予定で、東日本/中部/西日本/九州にあるリコーイメージング修理係に変更はない。

これにともない、現在のリコーイメージングスクエア東京 / 大阪は、ギャラリーとショールームの営業は2022年3月28日で終了する。修理受付窓口については、5月末ごろまで対応する予定だ。なお、リコーイメージングスクエアで開講していたリコーフォトアカデミーについては、オンラインもしくは他の場所を使用して開講を継続していく。