お笑いコンビのニューヨークが、読売テレビの特番『八方・陣内・方正の黄金列伝!』(5日13:57~ ※関西ローカル)に出演する。

  • 左から嶋佐和也、屋敷裕政=読売テレビ提供

同志社大学を卒業後、テレビ制作会社に入社するも芸人への夢をあきらめきれなかった屋敷裕政と、第一志望の音楽系企業に入れず、第二志望だったお笑いの道を進むことを決めた嶋佐和也は2009年にNSCで出会い、ニューヨークとして2010年にデビューした。NSCでの成績が良かった2人はすぐにルミネtheよしもとへの出演が決まり、おっかけもいたという。「芸能界チョロいな~」と思っていたという当時の2人の様子を、同期の鬼越トマホークらがVTRで語る。

2013年にはフジテレビで『めちゃイケ』の後継的番組と目されていた『バチバチエレキテる』のレギュラーに抜てきされるも、番組は半年で終了。しかし『THE MANZAI』で認定漫才師になり、『オールナイトニッポン0』のレギュラーも決まるなど「ネクストブレイク」間違いなしと思われていた。ところが2018年にはレギュラーの仕事が相次いで終了し、M-1グランプリやキングオブコントでは後輩のハナコや霜降り明星が優勝。嶋佐は「完全に優勝のタイミングを逃した」と絶望する。

その不満は、合コンに明け暮れて少しふくよかになっていた屋敷へ向けられることに。コンビ仲は日に日に悪化し、解散寸前までいった2人は、ついに居酒屋で大ゲンカ。嶋佐は屋敷に「痩せろ」「服ダサい」と我慢していたすべてをぶちまけた。「あの時の屋敷の顔は一生忘れない」と嶋佐。その場に同席していたダイタクの2人が修羅場について証言する。

嶋佐の大爆発に奮起した屋敷は「自給自足で稼げるようになろう」とYouTubeでラジオを始めることを提案。次第に賞レースやライブで手応えを感じられるようになり、2020年にはキングオブコントで準優勝。「テレビ、ライブ、YouTubeの三角形を大事にしていきたい」と語る2人。売れても“らしさ”を失わないニューヨークの未来にも迫る。