俳優の葉山奨之と飯島寛騎がW主演を務めるカンテレのスペシャルドラマ『僕もアイツも新郎です。』(13日24:30~)の新たなキャストが発表された。
このドラマは、葉山演じる小学校教師の瀬戸亮介と飯島演じるレモン農家の相川瑞樹の男性2人による結婚式当日の様子をオリジナル脚本で描くもの。亮介と瑞樹は、美しい瀬戸内海を臨む、とある結婚式場で結婚式を挙げようとしていたが、式の直前、亮介が結婚相手が男性であることを両親や親せき、友人・知人に伝えていなかったことが発覚。挙式入場で息子の結婚相手が男であるとついに知ることとなった亮介の父親は大激怒し、式は大荒れ。披露宴でも、両家の父親同士の大ゲンカ、幼なじみは衝撃の事実に大ショック、さらに、瑞樹の“元カレ”の登場……とハプニングが続出してしまう。
追加キャストとして発表されたのは、結婚式の参列者たち。超特急の小笠原海が演じるのは、瑞樹の“元カレ”である夏目隼人。亮介の煮え切らない態度に怒りを見せる。ヨーロッパ企画所属の永野宗典は、亮介が当日までカミングアウトできていないことにより、さまざまなトラブルに巻き込まれるウエディングプランナーの八島宏樹を演じる。
亮介の幼なじみ・中野瑠璃を演じるのは金澤美穂。亮介の結婚相手が男だと知り、ショックを受ける。ドラマ初出演となるSTU48の川又あん奈が演じるのは、瑞樹の妹・相川奈々。瀬戸家から亮介の結婚相手と間違われてしまう。瑞樹の父親・相川正男を演じるのは、森下じんせい。LGBTQについて必死に勉強し、息子の結婚を心から祝福している。小市慢太郎が演じるのは亮介の父・瀬戸剛志。挙式の入場で息子の結婚相手が男であると知り、大激怒する。
さらに、ドラマ中に放送される連動型の「インフォマーシャル」の1つには、STU48の小島愛子がウエディングプランナー役として登場する。
撮影はオール広島ロケで実施。今年のアカデミー賞作品賞ほか4部門の候補となっている映画『ドライブ・マイ・カー』の撮影も行われた、グランドプリンスホテル広島の全面協力で行われ、美しい景色も見どころとなっている。
キャストらのコメントは以下の通り。
■永野宗典
よく練られた台本で、読みながらすごくワクワクしました。僕が演じる八島は重要な役で、「この役をやらせてもらえるんだ!」って、よだれが出るくらい食いつきました(笑)。監督から「コメディ担当をお願いします」と言われたので、現場の空気感を大切にしながら、楽しく演じています。葉山さん・飯島さんは熱い生っぽいお芝居をされてしびれるシーンばかりなので、いつまでも見ていられます。「流行りのBLドラマね」という印象を持たれた方には、「決してそうではありません!」と言いたいです。普遍的な愛がテーマで、深く感じてもらえる部分があると思いますので、ぜひご覧いただきたいです。
■小笠原海(超特急)
夏目隼人は、とてもまっすぐで、かわいらしい部分もある素敵なキャラクターです。瑞樹を演じる飯島くんとのシーンは、二人の過去がどうだったのかなど二人でたくさん話しながら演じさせていただいたので、ぜひ注目してください。広島オールロケで撮影させていただいたのですが、キレイな風景もたくさん観られますし、それぞれの立場からいろいろな感情が交りあう、ヤマ場だらけの楽しいドラマになっています。自分の新しい感覚や価値観に改めて気づくきっかけになる作品だと思います。笑って泣いて、楽しい1時間を過ごしていただけると嬉しいです。
■金澤美穂
私が演じる瑠璃は、ラブコメというこの作品の中でも少し切ない役なので、短いシーンでどう表現すべきか、たくさん悩んで演じました。撮影現場では、主演の葉山さん・飯島さんがすごくいい雰囲気をまとわれていたのが印象的でしたね。私もその雰囲気を大切に、お芝居させていただきました。登場人物がたくさんいるので、色々な人の目線で楽しんでいただけると思います。「好き」という気持ちを大切に思える、とてもやさしいドラマです。幼なじみの亮介の結婚相手が男性だと知った瑠璃はどうなってしまうのか、ぜひ注目してください。
■川又あん奈(STU48)
初めてのドラマで、奈々ちゃんになりきれるよう、何度も台本を読んで、何度もセリフを練習して頑張りました。演技のお仕事にはずっと興味はありましたが、なかなか前に出られるタイプではなく、“夢のまた夢”と思っていたので、お話を聞いて、「私なんだ!」とビックリしました。実際に挑戦してみると、やっぱりすごく難しかったのですが、たくさん学ぶことがあり、アイドルも続けながら演技のお仕事にも挑戦していきたいなと思いました。今回の役で広島弁を話していますが、普段は方言を使わないので、STU48のメンバーやファンの方にはこれまでに見たことのない私を見てもらえると思います。たくさん頑張ったので、ぜひ見てください!
■森下じんせい
台本を読ませていただいて正直思ったのは、こうした題材をドラマ化できる時代になったんだなと。30年前にはドラマ化されることもなかったんじゃないでしょうか。撮影中は和気あいあいな雰囲気でありながら、役者やスタッフのいい作品を作ろうという思いがヒシヒシと伝わってきて、自分も必死に取り組ませていただきました。見どころとしては、新郎たちの苦悩はもちろんのこと、二人を取り巻く両家族の姿も見事に描かれていますので、その辺りも含めてご覧いただけたらと。この作品をきっかけに、もっとオープンで自由な世の中になってくれればと願ってます。
■小市慢太郎
台本を読んで、率直に「ええ話だな……」と思いました。すごくよく練られた台本になっています。私の役は、わかりやすい“昭和の頑固親父”なので、そのわかりやすさを大切にしています。私は私の出来ることを精一杯させていただきました。共演者の皆さんも個性豊かなすばらしい表現者が集まっています。この作品のひとつのテーマである“多様性”にも通ずる部分があるかと思いますので、それぞれのお芝居の違いなどにも注目していただけると、よりお楽しみいただけると思います。
■小島愛子(STU48)
初めてのインフォマーシャル撮影で少し緊張しましたが、周りのスタッフさんがとっても温かく、演技も褒めてくださって楽しく演じることができました。私生活の自分とも重ねて演じているので、そちらにも注目してみてください! ドラマには同じSTU48から川又あん奈ちゃんが出演しています! みなさん是非お楽しみに!