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【この記事のエキスパート】
医療系Webライター:影向 美樹
歯科医師免許取得後、横浜・京都の歯科医院にて10年ほど歯科医として勤務。現在は歯科分野を中心とした医療系Webライターとして活動中。
一般向けの情報記事や歯科医師の仕事・転職に関する記事などを執筆。
また歯科医院ホームページのコンテンツ内における文章作成や院内にて配布するニュースレターの作成も手掛ける。プライベートでは一児の母。
マウスケアで重要なのは、歯ブラシによるブラッシングに加えて、歯と歯の間にたまった汚れを落としきる歯間ブラシ。歯周病、虫歯や口臭対策にも役立ちます。本記事では、タイプ別診断チャートによる歯間ブラシの選び方とおすすめ商品を紹介。小林製薬やライオン、GUMなど人気メーカーの商品を厳選しました。
歯間ブラシとデンタルフロスの違いは?
歯間ブラシとデンタルフロスは、いずれも歯に溜まった汚れを落とすアイテム。歯並びや歯茎の状態、汚れを落としたい部位によって使い分けましょう。
歯間ブラシ
歯間ブラシは、歯と歯の根元にあいている隙間に差し入れてブラッシングするためのものです。ブラシと名のつくとおり、先端がブラシ状になっていて、歯の根元の汚れを掻き出してくれます。
デンタルフロス
デンタルフロスは、歯と歯が密着して隙間がない場合でも歯間の汚れを除去できる糸状のデンタルケア用品です。歯間ブラシでは入りきらない細かな部分にも使うことができます。
あなたにぴったりの歯間ブラシは? タイプ別診断で発見!
歯間ブラシは、商品によってサイズや形状、素材などが異なります。まずは、ぴったり合うタイプがどれなのか、チャートを使ってチェックしてみましょう。
診断チャートで簡単チェック!
求めているタイプはわかりましたか?それぞれの特徴を説明していくので、気になるタイプがあったらチェックしてみてくださいね。
A:まずはこれから使ってみて!「小さめの4S~SSSサイズ」
歯間ブラシを選ぶときにチェックしたいのが、ブラシの大きさやワイヤーの太さ。歯間ブラシには、大きく分けて4S、SSS、SS、S、M、Lの6サイズがあります。
初めて歯間ブラシを使う人は、まずは4SやSSSサイズから試して自分に合ったサイズを探してみましょう。健康的な歯ぐきを持つ人は歯間が0.8mm前後と言われているため、0.5mmの4Sや0.8mmのSSSサイズが使いやすいです。
歯のすき間にブラシが無理なく入って、抜くときに軽く抵抗を感じるくらいが適切なサイズといえます。
B:ブリッジを装着しているなら「大きめのM~Lサイズ」
人工歯を自分の歯にかぶせるブリッジを装着していると歯茎と人口歯の間には隙間があいています。そのため、ブリッジを装着している人は1.2mm~1.8mm程度のM~Lサイズがおすすめです。ブリッジのすき間に無理なく出し入れできるサイズかどうかに注目して選んでみてください。
C:しっかり歯垢除去したいなら「ワイヤータイプ」
歯間ブラシには、金属の細いワイヤーにナイロンの毛がついたワイヤータイプと、やわらかいゴムでできたゴムタイプ(ノンワイヤー)の2種類があります。
ワイヤータイプは硬めのブラシがついていて歯垢をしっかりと除去できるため、歯茎が健康な人はワイヤータイプがおすすめです。また、ゴムタイプに比べて耐久性が高いという特徴もあります。
D:食べカスの除去に便利な「ゴムタイプ」
ゴムタイプは、歯間に詰まった汚れを取り除くときに便利。やわらかい素材なので歯周病で腫れている歯茎などにも使いやすいです。
ただ、ワイヤータイプよりは汚れを搔き出す力が弱いので、あくまでつまようじ代わりとして使うのに適しています。
【エキスパートのコメント】
口臭・歯周病に有効な「ワイヤータイプ」がおすすめ
ゴムタイプはやわらかくて使いやすいことからワイヤータイプが痛いと感じる方から愛用されています。一方デメリットとして、虫歯や歯周病、口臭の予防を目的に使用する歯間クリーナーとしてはあまりおすすめできません。
ゴムタイプはつまようじ代わり、もしくは歯間ブラシの挿入の練習としてお使いいただく分には問題ありません。しかし、お口のケアを目的に歯間ブラシを使用する場合は、ワイヤータイプのものを選ぶようにしてください。固いワイヤータイプはやりすぎには注意が必要ですが、歯の間に詰まった臭いの原因となる汚れをしっかり除去できます。
E:前歯の掃除に便利!安価で買える「I字タイプ」
歯間ブラシの形状もいくつかあり、まっすぐなI字タイプとブラシ部分が直角なL字タイプがあります。
前歯周辺に用いる場合は、まっすぐに通しやすいI字型が便利。正面からそのままブラシをとおせるため、見やすくて使いやすいですよ。
F:前歯も奥歯も使いやすい「L字タイプ」
奥歯に用いる場合は、横からとおすことができるL字型の歯間ブラシがぴったり。I字型にくらべるとやや価格が高い傾向にありますが、前歯・奥歯の両方使えるので価格はそれほど気にならないでしょう。
【エキスパートのコメント】
電動タイプも検討してみよう!
歯ブラシにも手動タイプと電動タイプがあるように、歯間ブラシにも両方が存在します。
電動タイプは、細かい振動や回転により手動タイプでは届きにくい部分の汚れを取り除くことが可能。手動タイプにくらべて価格は高いですが、消耗品部分だけを買い足せばいいため長く使えばつかうほどコスパがいいです。
また、電動タイプの中には、ブラシで汚れを落とすタイプ以外にも、水と空気のジェット噴射で汚れを落とすタイプもあります。