JR東海は28日、リニア・鉄道館にて新幹線「のぞみ」30周年を記念した春のイベントを3月16日から開催すると発表した。多くの人が楽しめるイベントや、「のぞみ」とともにデビューを果たした300系に関する企画展など予定している。
300系に関する企画展「東海道新幹線の進化 ~300系新幹線電車のデビューと果たした役割~」は3月16日からスタートし、開催期間は2023年1月30日まで。1992(平成4)年3月14日にデビューし、最高速度270km/h、東京~新大阪間2時間30分運転を可能とした300系の誕生と引退までの活躍、果たした役割について振り返り、東海道新幹線の高速化に向けた取組みの経緯なども紹介する。
「のぞみ30周年記念」イベントでは、300系に「のぞみ」運行開始30周年記念ロゴの装飾を行う(3月16日から12月26日まで)ほか、車両連結時以外は通常開けることのない300系の前頭オオイ内側を特別公開。オオイ内側の特別公開は3月19~21日と4月2・3日の11~16時に実施される。
その他、鉄道ジオラマにてラストラン装飾を施した300系模型車両の走行(3月16日から12月26日まで)、「のぞみ」30周年特別記念ノベルティ「300系コースター」(大人)や「組み立てプルバックカー新幹線300系」(幼児・小中高生)のプレゼント(3月16日から。各先着1万名)、苗字もしくは名前が「のぞみ」「ひかり」「こだま」のいずれかの場合に入館料を無料とするイベント(3月16日から5月8日まで)など予定している。300系の特徴と活躍について実物車両を見ながら解説するガイドツアー(4月16~23日の土日と、4月29日から5月8日まで、13時30分から実施)も行われる。