日本テレビ系情報番組『ZIP!』(毎週月~金曜5:50~)のドラマ『サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days』(7:50頃)が、3月1日からスタートする。
隕石衝突による地球最後の31日間を、月曜から金曜まで曜日ごとに視点を入れ替えて描き、5人の主役がリレー形式で紡ぐ同ドラマ。3月7日放送の第5話までのあらすじは、以下の通り。
3月31日。高校3年生の椿木宙(奥平大兼)は、夜空に赤黒い炎をまとって現れた隕石を眺めながらボソリとつぶやいた「マジか…」。
1年前、時の官房長官が記者会見で国民に告げた。「我々人類に…滅亡の危機が訪れました」。どうやら地球に巨大な隕石が接近しているらしい。その発表に世間は大混乱!アテのない大移動をしたり、犯罪が激増したり、意味不明な革命YouTuberが乱立したり…。偉い人たちは事態の収拾に奔走し、地球と隕石との距離が毎日発表された。そんな日々が数か月続き、やがて研究が進んで衝突回避説が流れ始めると、人類滅亡を信じる者は次第に少なくなっていった。
……が、この日、それは夜空にはっきりと現れた。「マジか…」迫る隕石を見上げならボソリとつぶやく宙に、女が近寄り、告げる。「これでサヨウナラかもしれないから…その前に、『したいこと』があるんだ」――。
その1か月前。宙は、親友の拓馬、岳と3人で、通い慣れた学校を訪れていた。昨今の研究結果から隕石は衝突しない可能性が高いといわれながらも、いまだに休校が続いている。その誰もいない校舎で、宙は地球最後の“しょうもない遊び”を思いつき…。
そんな宙の不可解な行動を冷めた目で見つめる同級生の観月未希(南沙良)には、目の前で起こっている出来事を脳内で冷静に分析してしまう“面倒くさい癖”がある。そのおかげで比較的失敗の少ない人生を歩んできたと自負しているが、13年前から“自分でも許せない”ある思いを抱え続けていた。
一方、物理教師の渡会実(北村一輝)は、誰もいない学校にここ1か月ほど通い続けている。隕石接近の発表からほどなく休校となり、教師は自宅待機が命じられている中、毎日学校に通うのには理由があって…。
“タイミングが悪い人生”を自覚する喫茶店主・金島陽子(真木よう子)の悩みも尽きない。1年前、念願の喫茶店をオープンした日に隕石接近が発表され、その直後に彼と破局し、翌日に妊娠が発覚。独りで産む決意を固めたものの、仕事も将来も不安だらけ。近頃は“最悪な客”が毎日店に来るようになり…。
そんな中、自宅に引きこもりながら“人類の滅亡”を孤独に願う青年・佐藤開(西岡星汰)は、缶コーヒーを買うため外に出ると、奇跡的な出来事に遭遇して……。
隕石衝突まで31日、人類滅亡をまだ信じてはいない5人の最後の1か月が始まる――。