Lenovoは2月28日、スペイン・バルセルナで開催中の国際展示会「MWC 2022」にあわせて、Qualcomm Snapdragon 8cx Gen3を搭載するノートPC「ThinkPad X13s」を発表した。EUなどでは5月頃の発売を予定しており、価格は1,399ユーロから。
SoCにQualcomm Snapdragon 8cx Gen3を搭載し、OSにWindows 11をインストールする世界初のノートPC。QualcommとMicrosoftと共同開発したとしており、超軽量・超薄型ボディを採用しながらファンレス設計を実現。5Gと4Gのシームレスな切り替えや最大28時間という極めて長いバッテリー駆動時間で、次のレベルの静音・常時オンラインのPC体験を提供するとしている。
製造において環境負荷に配慮している点も特徴。トップカバーとボトムカバーに認定リサイクルマグネシウムを90%用い、バッテリー各部にはPCCプラスチックを97%採用。低温はんだ方式による製造で、炭素排出量を最大35%削減したとしている。そのほか、最大構成時の主な仕様は以下の通り。
- OS:Windows 11 Pro
- プロセッサ:Snapdragon 8cx Gen3 compute platform
- メモリ:32GB LPDDR4x
- ストレージ:M.2 NVMe 1TB SSD
- ディスプレイ:13.3型16:10WUXGA / タッチ対応 / 低消費電力
- オーディオ:Qualcomm Voice and Audio Communications Suite
- カメラ:5MPカメラ / IRセンサー
- バッテリー:49.5Whr
- セキュリティ:Qualcomm Secure Processing Unit with Microsoft Pluton、dTPM
- インタフェース:USB Type-C 3.2 Gen 2×2
- ワイヤレス機能:Qualcomm FastConnect 6900(Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2)
- サイズ:W298.7×H13.4×D206.4mm
- 重さ:1.06kg
- 価格:1,399ユーロ